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【ラグビー】

リーチ、田村が一夜明け会見 田村は「10日間くらい眠れなかった」

2019年9月22日 紙面から

ロシア戦から一夜明け、記者会見するラグビー日本代表のリーチ(右)と田村=東京都千代田区で(潟沼義樹撮影)

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 開幕戦を白星で飾った日本代表は一夜明けた21日、リーチ・マイケル主将(30)=東芝=とSO田村優(30)=キヤノン=の同学年2人が取材に応じた。田村が「緊張して死ぬかと思った」と振り返った一戦は、序盤に苦しみながらもロシアを30−10で倒した。幸先のいいスタートを切り、次は世界ランク1位のアイルランド戦(28日・静岡)に照準を合わせる。

◆10日くらい眠れず

 弱さをさらけ出し、生まれ変われるか−。田村は試合前から強い重圧を感じていたという。

 「10日間くらい眠れなくて。勝たないといけないし、ボーナスポイントもあるし、いろいろなことがのしかかってきて早く終わってほしかった」

 大きな期待を背負った地元開催の開幕戦。格下のロシアから、4トライ以上のボーナス点を含む勝ち点5が求められることは、ゲームをつかさどるSOとして痛いほど分かっていた。

 日本が3トライを挙げて、20−10とリードしていた後半23分。敵陣の右中間10メートル付近で反則を得た。ボーナス点の4トライ目を奪いにいくのか、ゴールを狙って少しでも引き離すのか。「正直、どっちでもよかった」とリーチが選んだのはゴールキックだった。

◆左へ外すミス続く

 それまで田村は精彩を欠いていた。外にスペースがあるのに短いパスを放ったり、キック判断を誤ったり。ゴールキックも、気合が入りすぎた右利きのキッカーに出やすい左へ外すミスが続いていた。

 風も巻く難しい状況下の45メートル。スタンドを満員に埋めた4万5000余人が見守る中、田村は闘将のカツに応えてみせた。「リーチが僕に勇気を持たせるチャンスをくれてよかった。開幕戦のプレッシャーの中で、プレッシャーと向き合うチャンスをもらった」。ゴールを見事に決めた。

 一夜明け「昨日はちょっと寝られた。まあ、でもこれもW杯の一部。もう大丈夫」。22日は、アイルランド−スコットランド戦をメンバー全員でテレビ観戦する。「相手の弱みを自分たちのプランでどう突けるかを見たい」。報道陣にほとんど見せない弱みをさらけ出した司令塔。「緊張から解き放たれて、次の試合はもっと楽しみ」。重圧を克服し、アイルランド撃破の旗振り役となりたい。 (末松茂永)

 

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