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【ラグビー】

ハイブリッドがラグビー日本代表を助ける スクラムドクター・長谷川コーチ自信!

2019年9月17日 22時48分

ロシア戦に向けて調整する選手たちに指示を出すジョセフ・ヘッドコーチ(中央)

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 ラグビー日本代表は17日、東京都内でロシアとの開幕戦(20日・味スタ)に向けた練習を行い、FWとBKに分かれてFWはスクラムやラインアウトの連係を確認した。長谷川慎スクラムコーチは、試合会場がハイブリッド芝になったことを歓迎。「スパイクが引っ掛かる日本の芝に合わせてスクラムをつくり上げてきた」と4年間の集大成に自信をにじませた。

 元日本代表プロップの長谷川コーチは現役時代、「スクラム番長」の異名をとった。コーチになってからは「スクラムドクター」として、指導するチームのスクラム強化をことごとく成功させた。語らせたら右に出る者がいないほど、豊富な知識を蓄える。

 その長谷川コーチが、味スタのハイブリッド芝を「大好物」と表現した。今夏、味スタははがれやすい天然芝から人工芝を織り交ぜる「ハイブリッド芝」に張り替えた。「日本の芝はすごく引っ掛かる。世界で一番、日本人に合っている。この芝に合わせて日本のスクラムはできている」。8人、16本の足を、まずはしっかりと芝に食い込ませることが長谷川式の組み方。そして後方5人の力を漏らさず、最前列の3人に伝えていく。

 「理論的には、8人のスパイクが芝に引っ掛かれば、どんな相手でも芝がはがれない限り押されることはない」。大切なのは、脚力を最大限に使えるよう、スパイク底のポイントをできるだけ多く芝にかませることだ。「64本のポイントをしっかり芝にかけたい」。8人が6〜8本のスパイク底のポイントのうち、前側の4本を芝に密着させることが「番長」の目指すスクラムだ。

 スクラムは微妙な判定に泣かされることがある。ロシア戦のレフェリーは、昨年6月のジョージア戦で笛を吹いたナイジェル・オーウェンスさん(ウェールズ)。「あの判定は僕らにいろいろな影響を与えてくれた。あの判定を参考に、今のスクラムがある。あの時とは違うよというのを見せたい」と長谷川コーチ。大好物の芝でロシアを退治する姿を、日本のスクラムを変えた恩人の前で見せる。(末松茂永)

 

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