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【ラグビー】

男子は元球児の大型FB 関東学院大の川崎が活躍

2019年7月13日 紙面から

長身とスピードを生かしてユニバ優勝に貢献した川崎。金メダルが小さく見える!?=羽田空港で(大友信彦撮影)

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 「同年代が多いチームは、何でも言いやすくてよかったです。トップチームでアジアシリーズに参加させてもらったときは周りが先輩ばかりだったけど、今回は意見も言えました」

 川崎は屈託なく笑った。男子代表にあってひときわ目を引く191センチ、102キロの巨体。ハイボールを追って走り、相手と競り合い、密集では相手を押しのけ、ボールを持てば外側のスペースを豪快に走る。

 この巨体だからポジションはFWだろう…と決め付けてはいけない。

 「高1でラグビーを始めたとき『お前は足が速いから』と言われてFBになりました。体が大きい割には走れる方だと思います」

 言葉は控えめだが、50メートル走は6秒0というからかなり速い。

 岩手県の雫石中では野球部でピッチャー。軟式ボールで140キロの速球を投げ、菊池雄星(マリナーズ)や大谷翔平(エンゼルス)を送り出した花巻東からも誘われたが、「中学のときに肘を痛めて、野球ができなくなって」兄が通っていた盛岡工のラグビーへ。するとそこで世界への道が開けた。

 高3でU−18日本代表に選ばれフランス遠征。関東学院大1年で7人制日本代表に選ばれアジアシリーズ出場。そして2年生になった今季は、ユニバという学生カテゴリーながらアジアを出て世界の頂点をつかんだ。

 「決勝の南アフリカ戦は、自分より大きい人が普通にいた。新鮮だったし、そこで勝負できたのは自信になりました」

 1年後には東京五輪があるが、「自分は24年のパリ五輪をターゲットに強化してもらってます」と控えめな返事…と思ったら、理由があった。

 「自分のポジションは外国人が多いし、そこで負けないようにならないと出番はない。高さだけじゃなく、倒れて起きる速さなど課題を克服して力をつけて、まずはアジアシリーズに呼んでもらえるように頑張ります」

 謙虚で素直な大型ラ組男子は、焦らず世界へ突き進む!

<川崎清純(かわさき・せいじゅん)> 1999(平成11)年6月17日生まれ、岩手県雫石町出身の20歳。関東学院大2年。ポジションはFB。雫石中では野球部で投手。盛岡工1年でラグビーを始め、高3でU−18日本代表、大学1年で7人制日本代表に選ばれた。兄・龍清(りゅうせい)は同じ関東学院大4年生のフランカー。

 

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