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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]キズナ産駒が牡馬クラシックに名乗り! クリスタルブラック豪快に差し切り重賞制覇「体ができたら相当な器」 皐月賞直行も視野

2020年1月19日 18時21分

京成杯制覇のクリスタルブラック

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 「第60回京成杯」(G3・19日・中山・芝2000メートル)は後ろから2頭目に位置した単勝7番人気のクリスタルブラックが直線豪快に伸びて、先に抜け出して押し切りを図った1番人気のスカイグルーヴをゴール前差し切り、デビューから2連勝で重賞を初制覇した。吉田豊騎手(44)、高橋文雅調教師(47)は共に同レース初勝利で、高橋文師は2012年の開業以来、初のJRA重賞勝利となった。スカイグルーヴが2着、ディアスティマが3着だった。

 絆でつかんだ重賞Vに、兄弟弟子は固い握手を交わした。騎手人生が危ぶまれるほどの大けがを負った吉田豊と、復活を待ちわびた高橋文師が生み出した空間を、誰もが温かい目で見守った。

 ロールオブサンダーの逃げを、4コーナーで1番人気のスカイグルーヴが馬なりでとらえる。誰もが大物牝馬誕生かと思った瞬間、大外からクリスタルブラックが豪快に伸びた。1完歩、1完歩、力強く前との差を詰め、ゴール寸前でライバルをとらえてフィニッシュ。後方一気の豪快な競馬に吉田豊は「2戦目とあってテンションが高くなり、牝馬みたいな感じだった」と、道中は危うさを感じたが、外へ持ち出してからの末脚には「向正面で落ち着いたのでいい感じで4コーナーを回ったけど、まさか前まで届くとは…」と、びっくりしていた。

 ジョッキーは専属騎手、トレーナーは助手として大久保洋吉元調教師の下で学んできた間柄。高橋文師はJRA重賞初勝利に「豊(吉田)で勝てたのが一番うれしいね。本当に価値ある1勝だね」と、手放しで喜んだ。この一戦で賞金加算に成功して、クラシック路線に乗ったが「体は緩いし、まだ(気性的にも)あの競馬しかできないと思う。これからどう育てていくかだね。体ができたら相当な器になる。一度、ガスを抜くために放牧に出して、ストレートに行った方がいいのかな」と、皐月賞(G1・4月19日・中山・芝2000メートル)直行を示唆した。

 2戦2勝で一躍、東のスター候補にのし上がったキズナ産駒を従えて、名門・大久保洋吉厩舎の流れをくむ兄弟弟子の次のターゲットはG1タイトル。一時の充電期間を経て、再びその強さを見せつける。

 

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