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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]函館記念 差し返す粘り腰発揮でマイスタイル重賞初制覇

2019年7月15日 紙面から

マイネルファンロンの猛追を振り切るマイスタイル(左)=函館競馬場で

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 サマー2000シリーズ第2戦「第55回函館記念」(GIII・14日・函館・芝2000メートル)は逃げた単勝1番人気のマイスタイルが、直線で2番手につけていたマイネルファンロンにいったん前へ出られたものの差し返して重賞初勝利を挙げた。田中勝春騎手(48)、昆貢調教師(61)は共に同レース初勝利。マイネルファンロンが2着、ステイフーリッシュが3着に入った。

◆50勝目&函館では初

 粘り腰を存分に発揮した。マイスタイルが直線差し返して初の重賞勝利をもぎ取った。逃げた直線、2番手につけていたマイネルファンロンが差したが、そこからもうひと伸び。首差抑えて押し切った。1番人気が12連敗中というデータを覆す力強い走りを見せた。

 果敢にハナを奪った。前半1000メートル通過は59秒8の速めの流れ。それでも自分の形を貫いた。「行く馬もいなかったし、あの形になるとは思っていました。2着の馬に早く来られて普通なら苦しくなるところだけど、ブリンカーの効果で気持ちにも余裕があったので、根性で差し返してくれた」。これが約4年ぶりのJRA重賞勝利で50勝目、意外にも函館重賞初勝利となった田中勝の表情が笑顔で崩れた。

◆生産牧場は実家近く

 マイスタイルの生産牧場である猪野毛牧場(北海道新ひだか町)は北海道出身である田中勝にとって「実家の近所で子供のころからご飯を食べに行ったり、牧草上げも手伝っていた」という特別な場所。思い出に残る牧場が生産した馬の騎乗依頼を受け「昆先生から『この馬で重賞を勝ちたい』と言われた」と鞍上。燃えないわけがなかった。

◆これが自分のやり方

 「前走の惨敗(巴賞9着)でジョッキーも代えようなんて思わなかった。これが自分のやり方です」と昆師。田中勝の腕を当然のように信じた。そして勝負仕上げに成功。「このレースを狙っていましたから。勝負どころでかわされたけど、差し返してくれた。勝ちに行って勝てました」と胸を張った。

◆マイルのGI狙える

 まずは初タイトル。もちろんそれだけで満足するつもりはない。「2走前(ダービー卿CT)に中山のスピード競馬にも対応してくれた。あれでマイルGIも考えられるようになりました。ここで結果を出せたし、準備もできた」と昆師は秋のプランを練った。ベテランの田中勝が函館で初重賞制覇へと導いたマイスタイル。本格化ムードのハーツクライ産駒がこの秋、大きな頂を目指す。 (大野英樹)

 

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