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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]オークス ラヴズ無敗女王 重賞初挑戦で一気に頂点

2019年5月20日 紙面から

カレンブーケドールをかわし、ラヴズオンリーユーの馬上でガッツポーズするM・デムーロ=東京競馬場で

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 「第80回オークス」(GI・19日・東京・芝2400メートル)は中団を進んだ単勝1番人気のラヴズオンリーユーが直線鋭く伸びてゴール前差し切り、デビューから4連勝でGI初勝利を挙げた。タイムの2分22秒8はオークスレコード。ミルコ・デムーロ騎手(40)、矢作芳人調教師(58)は共に初勝利。12番人気のカレンブーケドールが2着に入る健闘をみせ、2番人気のクロノジェネシスが3着に入った。

◆史上5頭目

 史上5頭目となる無敗の樫の女王が誕生した。ラヴズオンリーユーが4連勝。2012年のジェンティルドンナがマークした2分23秒6のレースレコードを0秒8更新する高速時計でGI初制覇を成し遂げた。

 大舞台でも強さは変わらなかった。中団で脚をためると、外へ持ち出した直線はグングン加速。ゴール寸前で先に抜け出したカレンブーケドールを首差捉えた。「前残りの馬場だし、届くかなと思ったけど、初めて本気を出してくれた。すごい瞬発力がある。素晴らしかった」。M・デムーロは満面の笑みで相棒をたたえた。

 道のりは順風満帆ではなかった。デビューから2連勝後、描いていたプランが急転した。休養中に細菌が入って脚が腫れ、回復に手間取るアクシデント。急仕上げを承知でも忘れな草賞を選んだのはオークスを勝つためだった。大きな上積みを加えて臨んだ大一番をものにし、矢作師も「すごい馬だと改めて思った。感謝です」とほっとした表情を見せながら「春は間に合わないと思っていたので、今ここにいるのが夢のようです」と感慨深げにした。

 優秀な遺伝子に成長力を足した勝利。「気持ちが強い。負けたくない馬。僕と一緒」と主戦が笑う。トレーナーは管理した全兄でドバイターフを制したリアルスティールと比較し「筋肉の柔らかさや落ち着きはこちらの方がかなり上。大きな夢を持っている」と器の大きさを強調した。

◆世界舞台に

 頼れる男がエンジン全開だ。今年はNHKマイルC制覇に続き、今度は史上10人目のクラシック完全制覇を達成したM・デムーロ。「いい馬に乗って、いい騎乗をして、勝たせることが僕の仕事。ファンが買ってくれる馬券に応えたい。もっと勝ちたい。もっとうまくなりたい」とまだまだ満足はしていない。

 勢いに乗る鞍上とオークス馬。最強タッグに矢作師が「海外に行ってみたい。世界を舞台に戦いたい」と夢を描く。速くて強いニューヒロイン。その快進撃はまだまだ続く。 (東京競馬取材班)

土屋太鳳と記念撮影に収まるM・デムーロ(右)=東京競馬場で

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