トップ > 中日スポーツ > 競馬・ボート・競輪 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【競馬・ボート・競輪】

[競馬]皐月賞 ディープインパクト以来14年ぶり無敗1冠サートゥル

2019年4月15日 紙面から

皐月賞を制したサートゥルナーリア(右)と2着のヴェロックス=中山で(福永忠敬撮影)

写真

 「第79回皐月賞」(GI・芝2000メートル)は14日、中山競馬場で行われ、平成最後のクラシックレースは1番人気のサートゥルナーリアが1分58秒1で優勝し、4戦4勝でディープインパクト以来14年ぶり、17頭目の無敗制覇を果たした。2着は頭差で4番人気のヴェロックス、さらに鼻差の3着は3番人気のダノンキングリーだった。C・ルメール騎手(39)=栗東・フリー=は初勝利、角居勝彦調教師(55)=栗東=は10年ヴィクトワールピサに続く2勝目。

 平成を彩った名馬の産駒たちによるゴール前の攻防を、メンバー最速の上がりで制した。単勝1・7倍。堂々の1番人気に応え、サートゥルナーリアがまず1冠目を奪取した。

 道中は中団に構え、4コーナーで先団に取り付くとタイミング良くスパート。直線半ばで内から首位争いに名乗りを上げたのはダノンキングリー、そして中からヴェロックスだ。ロードカナロア、ディープインパクト、ジャスタウェイ…。父も子も戦ったことのない3頭による叩き合い。最後は無敗GI馬に軍配が上がった。

 ただ、直線での内斜行により審議のランプが点灯。10分後の確定にホッとした表情を見せたのはルメールだ。「スタンドで物見をして少し内にもたれたけど、すごくいい反応でした」。自身は桜花賞でグランアレグリアを勝利に導くとともに史上9人目のクラシック完全制覇を達成。「自信を持って乗りました」とこの勢いは止まりそうにない。

 中106日の勝利は皐月賞最長間隔勝利記録を大幅に更新した。とはいえ、3頭同タイムという結果が、簡単なミッションではなかったことを物語る。「休み明けでコンディションが100%ではなかった。最後は疲れてしまった。でも頑張ってくれた」と鞍上は相棒をねぎらった。

 日米オークスを制した母シーザリオからエピファネイア、リオンディーズに続く3頭目の世代トップホースが誕生。次はもちろん、日本ダービー(GI・5月26日・東京・芝2400メートル)だ。角居師が「折り合うし、距離的な壁がなければ。今回の競馬が必ず生きると思う」と分析すれば、ルメールも「ダービーはトップコンディションになると思うし、東京も距離も問題ない。もっと強い競馬をするかも」と力を込めた。

 無敗の皐月賞制覇は05年のディープインパクト以来14年ぶり。三冠達成だけでなく、世界制覇の期待も懸かる。「スターホースと言われるけど、ちょっと待って、と思う。冷静になってください。まだまだこれから良くなる、強くなる馬だから」。主戦は令和最初の日本ダービー制覇に全力を注ぐ。2つの時代をまたぐ無敗馬伝説は始まったばかりだ。 (中山競馬取材班)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ