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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]高松宮記念 スマッシュ、楽々と51秒3 父の無念を晴らす

2019年3月21日 紙面から

 今週は4重賞。中京競馬の「第49回高松宮記念」(GI・24日・芝1200メートル)の追い切りが20日、東西のトレセンで行われた。栗東坂路で重賞2連勝中のダノンスマッシュが馬なりで4F51秒3。ど迫力で急坂を駆け上がり、春のスプリント王を視界に入れた。さすがのスピードを見せつけたのがモズスーパーフレア。栗東坂路で4F49秒2と圧巻の一番時計。中山競馬の「第67回日経賞」(GII・23日・芝2500メートル)では昨年の菊花賞2着以来のエタリオウが栗東坂路でしぶとく同入と臨戦態勢を整えた。

 絶対に勝ちたい−。父ロードカナロアの偉大な背中を追ってダノンスマッシュが高松宮記念に出走する。生産牧場のケイアイファーム、栗東・安田隆行厩舎所属、しかも担当は岩本助手とまったく同じ環境で育成されてきた。父は4歳時、このレースで3着に敗れており、勝てば一気に“父超え”を果たす。

 最終追い切りは主戦の北村友が手綱を取り、栗東坂路を単走。1週前(13日)に4F49秒7を猛タイムをマークしており、直前は軽めを予定していたが、テレビモニターに映し出された時計は4F51秒3。安田隆師は「53秒ぐらいでいいと思っていたが…」と苦笑いを浮かべたが、すぐに「楽に馬なりで、いい形で上がってきたから」と満足そうにうなずいた。

 父ロードカナロアは13年のこのレースの勝ち馬で、さらには香港スプリント(12、13年)、安田記念、スプリンターズSを勝ち、13年の年度代表馬に輝いている。種牡馬になってからも初年度から牝馬三冠のアーモンドアイ、マイルCSの覇者ステルヴィオなどを輩出。種牡馬ランキングではディープインパクトに次ぐ堂々の2位につけている。

 ダノンスマッシュはそんな父と昨秋から同じローテを歩んできた。11月の京阪杯で重賞初勝利を飾ると、今年1月のシルクロードSで重賞2勝目を飾った。左回りは2度走って、中京(中日スポーツ賞ファルコンS7着)、東京(NHKマイルC7着)と見せ場も作れなかったが、陣営はいたって強気な構えだ。

 安田師が「その時とは状態が違う。いまならという気持ちです。ロードカナロアが4歳時、3着に敗れたがその悔しさは忘れていない。スマッシュが夢をかなえて欲しい」と言えば、北村友も「いまなら崩れることはない。それよりも馬のリズムで走らせること」と力を込める。不安材料は皆無。春のスプリント王の座は譲らない。 (花岡敦史)

 

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