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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]フェブラリーS ラストGI 沖師、気負いなし

2019年2月15日 紙面から

最後のGIに臨む沖師とワンダーリーデル

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 「第36回フェブラリーS」(GI・17日・東京・ダート1600メートル)の出走馬が14日、JRAから発表された。今月いっぱいで定年を迎える沖芳夫調教師(69)=栗東=が送り出すのがワンダーリーデル。最後のGI舞台にもあくまで自然体で、集大成の一戦に挑む。また同日、小倉競馬場で共同会見が行われ、コパノキッキングでJRA女性騎手として初のGI騎乗に臨む藤田菜七子騎手(21)=美浦・根本=が意気込みを語った。

 最後のGIを前にしても、全く気負いはない。今月いっぱいで定年を迎える沖師が、ダートの頂上決戦にワンダーリーデルを送り出す。きっかけは山本能成オーナーの進言。「“沖厩舎でこの馬を使うのは最後。だったらGIに行こう”となってね。今は具合もいい。ベストは千二、千四だけど、成長した今ならマイルでも」と前向きだ。

 高校時代に乗馬を始め、馬乗り人生は半世紀を超える。69歳の現在も、1日に最低でも1頭に騎乗。「去年の後半に乗る馬を減らしたら血糖値が上がってね」と笑わせたが「見て分かる部分もあるけど、乗って分かる部分もある」と自らの感覚を大切にしてきた。そうやって、30年以上の調教師生活の中で、JRA通算478勝もの白星を積み重ねた。

 1997年エリザベス女王杯を制したエリモシック、99年菊花賞馬ナリタトップロードとGI馬を輩出。ナリタトップロードの主戦だった渡辺師の師匠でもある。今年のシンザン記念のヴァルディゼールで重賞初勝利を飾った弟子からも刺激をもらい、「もう十分、一本立ちしている。アイツはトップロードに育ててもらった。僕としても、一つの足跡を競馬の世界に残せたのは今後の励みや楽しみになる」とエールを送る。

 渡辺師は「“この世界は人から好かれないと駄目。愛される人間になりなさい”とずっと言われてきました」と感謝する。自らの教えはこれからも生き続ける。弟子を背に挑んだ2010年朝日杯FS(オースミイージー9着)以来、約8年2カ月ぶりのJRA・GIの舞台。人馬に慕われた指揮官は、集大成の一戦に臨む。 (栗東取材班)

 

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