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【プロ野球】

日本での五輪切符は逃した米国 普通に考えれば五輪予選は戦力低下だが…おそらく現実は逆[AKI猪瀬コラム]

2019年11月19日 22時55分

[プレミア12・3位決定戦]サヨナラ勝ちで歓喜のメキシコ選手とうつむいて引き揚げるアメリカの選手(左)

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 先ほど閉幕したプレミア12で、東京五輪出場権を懸けて行われた米国、メキシコによる3位決定戦(17日・東京ドーム)は同大会史上最高の試合になりました。出場権を逃した米国ですが、敗戦後、エンゼルスの若手有望株ランキング1位のジョー・アデル外野手が、悔しさで涙を流している姿を見て、その本気度を再確認しました。

 五輪出場には来年3月、米アリゾナ州で行われるアメリカ大陸予選で優勝するしか道は残されていない米国。有望な若手中心のメンバー構成だった今大会の代表ですが、来年3月の予選ではメンバーが大きく入れ替わる可能性が高そうです。

 アデル同様、有望新人ランキング上位に名を連ねるボーム三塁手やバーショー捕手などは来年3月時点ではメジャー40人枠入りが予想されているので、同予選への出場は困難になります。普通に考えれば、米国代表の戦力低下となりますが、現実は逆で、戦力は大きく向上すると思います。

 予選が行われる3月は、メジャー球団の春季キャンプ時期と重なります。実績がありながら40人枠から漏れた選手がメジャー復帰を目指してキャンプに参加しますが、実際に復帰できる選手は数えるほどです。

 そんな状況を考えると予選開催時期には、アリゾナに「つい先日までバリバリのメジャーリーガー」だった選手が数多くいることになるので、今回の代表よりも有名な選手でメンバーを構成できるはずです。

 今回のプレミア12で五輪出場枠は残り2となりましたが、米国、台湾、オーストラリア、カナダ、イタリアとまだまだ有力な国と地域が残っています。夏の東京には果たしてどのチームが勝ち進んでくるのでしょうか。

 大会初優勝を今回飾った侍ジャパンですが、これは偉業に向けての第一歩にすぎません。19年プレミア12で世界一、20年五輪で金メダル、そして21年はWBCで世界一。3年連続での主要国際大会制覇という偉業のチャンスは、五輪での野球競技実施が不透明なことを考えると、この3年間しかありません。侍ジャパンには是非、世界の野球史に残る快挙を目指してほしいと思います。(大リーグ・アナリスト)

 

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