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【プロ野球】

[立浪和義評論]内角をとことん攻められ本来のスイングを失った坂本勇と丸  見事だったソフトバンクの勇気と配球

2019年10月23日 23時33分

9回、坂本勇(6)が空振り三振に倒れ、優勝を逃し肩を落とす巨人ナイン

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◇23日 SMBC日本シリーズ第4戦 巨人3-4ソフトバンク(東京ドーム)

 この試合では特に前半、そしてシリーズ全体を通して、巨人の打線が機能しなかった。キーマンの坂本勇が徹底マークに遭い、本来好きな内角をとことん攻められた。

 内角を強く意識させられると、打者はどうしても詰まりたくない心理が働く。そうなるとスイングの前に手がホームベースに近づくように動き、保つべきボールとの距離が取れなくなってしまう。坂本勇が最後の打者となった打席でもそれが表れていた。丸にも同じ傾向が見られた。

 内角攻めができるのも、ボールにスピードと力があるからこそ。投げる方は勇気がいるのだが、それができるソフトバンク投手陣の力量、そしてバッテリーの配球によって巨人の核となる2、3番が封じられた。

 巨人のミスもことごとく失点につながった。それも若い選手のミスが目立った。若い選手が大舞台で結果を出すことで、自信を付け、大きく成長することがある。苦い経験もまた糧にできるのだ。このシリーズを経験した若い選手たちは今後、練習に取り組む姿勢も変わってくるだろう。

 ソフトバンクはCSの2戦目から10連勝と本当に強かった。これほど強いチームをつくるには、関わった方々の努力は並大抵ではなかったと思う。日本シリーズ3連覇を心から祝福したい。(本紙評論家)

 

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