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【プロ野球】

ソフトB、中村晃の5番起用的中で逃げ切り連勝

2019年10月11日 紙面から

西武−ソフトバンク 3回表無死二塁、右越えに2ランを放つ中村晃(大泉謙也撮影)=メットライフドームで

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◇CSパ<ファイナルS第2戦> ソフトバンク8−6西武

 ソフトバンクが先発全員の13安打で打ち勝った。中村晃の先制打と2ランなどで4回までに7点を先制。3点差に迫られた直後の6回にはグラシアルがソロを放った。西武は先発の今井が3回途中でKOされ、打線の反撃も及ばなかった。

      ◇

 勝負師の読みがさえ渡った。ソフトバンクは工藤監督の大胆な起用がはまり、2試合連続の2桁安打で打ち勝った。「しっかり決断してやっていかないと」と、思い切った采配を宣言していたファイナルステージの舞台で、2連勝に導いた。

 西武先発の今井から8月30日の対戦で本塁打を放った中村晃を3戦ぶりの先発に抜てきし、5番に据えた。思惑通り、2安打3打点の活躍に「素晴らしいの一言」とたたえた。1番牧原も2安打と、積極的な打線の組み替えが功を奏した。

 初回2死一、三塁の好機で中村晃は2ボール1ストライクから、今井のスライダーをコンパクトに捉えた。先制の右前打に「きょうも先に点が取れてよかった」。松田宣とともに早出練習に励んだ成果をいきなり出した。

 3回は無死から柳田、デスパイネの連続二塁打で3点目を奪った直後の打席。初球の高めの直球を「ミスショットせずにしっかり仕留められた」と手応え十分の2ランを右翼席へ。「いい流れに乗ることができてよかった」

 腰痛から8月に復帰したが、本来の打撃は影を潜めていた。CSでも調子が上がらず、ファーストステージ第3戦から控えに回った。この日5番で起用した工藤監督は「素晴らしいの一言です」と目尻を下げた。

 「西武打線は何点あっても油断できない。全員で勝てた」と工藤監督は胸を張った。

 2試合続けて8得点と、西武のお株を奪う攻撃で連勝。2勝1敗と勝ち越した。第3戦はエース千賀が先発。中村晃は「勝てるように頑張りたい」と力を込めた。この勢いで、一気に王手をかけにいく。投手起用では2点差に迫られた8回に2死から森を投入。今CS初の回またぎを求められた守護神が、その期待に応えて逃げ切った。

 武田の先発を決めたのは第1戦の試合後と、ぎりぎりまで見極めた。結果的に2連勝で有利な状況に持ち込み、エース千賀は無理のない中5日で第3戦を迎える。「一つ流れが変わればあっという間」と気の緩みはない。短期決戦の妙を知り尽くした戦いぶりで、リーグ2位からの日本シリーズ進出への道を進む。

 

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