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【プロ野球】

ソフトB・福田が千金V弾 パCS第1Sは最終戦決着へ

2019年10月7日 紙面から

ソフトバンク−楽天 4回裏無死、福田が右越えに本塁打を放つ=ヤフオクドームで

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◇CSパ<第1S第2戦> ソフトバンク6−4楽天

 ソフトバンクは4−4と同点にされた4回、福田が勝ち越しのソロを放ち、続く5回にデスパイネの適時打で1点を追加した。バンデンハークが4回途中まで4失点と乱れたが、5回から登板した石川が2イニングを無安打無得点に抑えるなど継投で逃げ切った。楽天は浅村が2試合連続本塁打を含む3打点をマークしたが、美馬が4イニング5失点と誤算だった。

     ◇

 指揮官が下した苦渋の決断を、美しい放物線が歓喜に結びつけた。2点リードを追いつかれた直後の4回だ。ソフトバンクの先頭・福田が追い込まれてから美馬の5球目フォークを思い切り振り抜いた。「今年一番の当たりでした」。勢いよく飛び出した打球は右翼席中段に着弾。西武の待つファイナルステージ進出へ逆王手をかける値千金の決勝アーチとなった。

 値千金の一発を「追いつかれた後で非常に大きいホームランだった」と誰よりも喜んだのは工藤監督だ。試合前に松田宣を呼び出して直接スタメン落ちを通達。「負けたら終わり。悔いのないようにやりたいという思いもあったが、レギュラーでやってきた松田君のことを考えれば、すごく自分の中でも考えた」。簡単な決断ではなかった。

 今季の松田宣は主力に故障者が相次ぐ中、チームを支えた。ただ、この日の相手先発は今季3勝を献上し、対戦防御率1・97に抑えられた美馬。難敵の唯一の「風穴」は、今季の被打率が右打者の2割2分6厘に対し、左打者には3割3厘というデータ。本当に負けられない一戦で、工藤監督はチームが最も勝利へ近づくオーダーを選択し、情を排した。

 上位打線に左打者を並べた上で、指揮官はクリーンアップも初戦から変更。3番に入った柳田は、初回の同点弾を含む猛打賞。4番のデスパイネも3回に2ランを放つなど3安打だ。窮地でふるった指揮官のタクトがさえ、星を五分に戻した。「明日(7日)は明日のベストを探す。負けられない試合が続くんで、とにかく自分たちの思うベストをみんなで決めて試合に臨みたい」。3年連続日本一への挑戦を、ここで終えるわけにはいかない。 (倉成孝史)

 

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