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【プロ野球】

西武、神風吹いた 2戦連続サヨナラ勝ちでM9逆点灯

2019年9月16日 紙面から

西武−ロッテ 11回裏2死、左翼手の失策を誘う飛球を放ち、サヨナラの生還をする西武・木村=メットライフドームで

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◇西武6−5ロッテ

 西武が2試合連続のサヨナラで3連勝し首位に浮上した。5−5の延長11回2死無走者から木村の飛球が左翼手の失策を誘い、一気に生還した。11回を抑えた平良が2勝目。ロッテは終盤に逆転され、3連敗で勝率5割に転落した。

      ◇

 野球の神様はとんでもない結末を用意していた。延長11回2死。西武・木村が左中間へ大きな飛球を打ち上げた。中堅・荻野と左翼・加藤が交錯し、白球が転がった(記録は左失)。木村は一気に三塁を蹴り、ホームベースを駆け抜けた。

 2試合連続の幸運なサヨナラ勝ちで首位に再浮上。そして優勝マジック「9」が初点灯した。「神風が吹いたね」。辻監督は表情を崩した。

 サヨナラ時は午後5時半。「上がりすぎた」と凡退を覚悟した木村は全力疾走を怠らなかった。吹き抜けになっている本拠地メットライフドームの構造を心得ていた。「夕方になると外が暗くなってボールが消えることがある。レフトがボールを見失うしぐさをしたのでスピードを上げた。まさかかえってこられるとは…。キャンプのベースランニングを思い出した。神様が味方してくれた」と息を弾ませた。

 ソフトバンクの劣勢が大型ビジョンに映されると、観衆3万人超の本拠地が沸いた。その中でも木村は「気にしちゃ駄目」と目の前の一戦だけに集中した。

 西武はリーグ一番乗りでのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めたが、目標は上にある。残り9試合。辻監督は「タフな試合が続くけど、選手たちは心強い。9試合で(マジック)9でしょ。あってないようなもの。あと9試合必死に戦う」と気を引き締める。最大8・5ゲーム差からの逆転V2への道は、自力で切り開く。 (小畑大悟)

 

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