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【プロ野球】

ヤクルト・村上30号 高卒2年目以内は中西、清原以来

2019年8月23日 紙面から

広島−ヤクルト 2回表無死、村上が中越えに30号ソロを放つ=マツダスタジアムで

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◇ヤクルト8−4広島

 7回裏1死降雨コールドゲーム。ヤクルトは2回に村上の30号ソロと山田哲の2点打で3点を先制、5回に雄平の適時打、小川の3点二塁打などで5点を加えた。小川は6イニングを4失点で7月2日以来の4勝目。広島は投手陣が崩れた。

      ◇

 令和の若き大砲が昭和&平成を代表するスラッガーに肩を並べた。ヤクルト・村上が先制の30号ソロをマーク。先頭の2回に広島先発・山口の直球をバックスクリーン左へ。高卒2年目以内では1953年の西鉄・中西太(36本)、86年の西武・清原和博(31本)以来3人目の30号に到達。熊本から駆けつけた両親の前で、節目のアーチをかけた。

 まるで打ち出の小づちのようなバットから響いた2戦連続の快音だった。「甘い球でしたがミスショットすることなく、しっかり押し込めました。自分のスイングができたので(スタンドに)届くと思った」。リーグトップの打点は85打点に。中西が53年に記録した高卒2年目以内の球界記録となる86打点まで、あと1打点差に肉薄した。

 打席で対峙(たいじ)した山口は、自身と同じ高卒2年目&熊本市出身。九州学院高時代に熊本工の山口とは対戦機会がなかった。プロ入り後、5月15日の広島戦(マツダ)で初対戦。試合前までの対戦成績は5打数1安打3三振で山口に軍配が上がっていた。「特に意識はしないけど、抑えられれば悔しい」。同世代の同郷対決も制した先制パンチ。雪辱の一発を放った村上は、悠々とダイヤモンドを一周した。

 7月はわずか1本塁打のみ。先輩・青木のバットを使用したり、練習ではエンゼルス・大谷モデル、オリックス・吉田正、同僚のバレンティンのバットを使い、不振脱出を図ったこともある。その経験を糧にした。「村上は失敗をいかしている。ボールの待ち方、打ち方、それが8月に出ている。彼のレベルが上がった」。小川監督が目を細める成長曲線。8月はすでに10本塁打で、ここ5試合で4発を放っている。

 「打てれば打てるだけいい。まだシーズンは終わっていない。もっと打てるように頑張りたい」。貪欲な打棒は満腹知らず−。狙うは新人王にリーグ最年少の打点王、さらに史上最年少の本塁打王だ。アーチを量産する19歳が偉業達成へ突き進む。(小林良二)

 

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