トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

楽天・美馬、消えた完全試合… 8回までパーフェクトも9回に…

2019年7月20日 紙面から

ソフトバンクに勝利したものの、悔しそうな表情の楽天・美馬=楽天生命パーク

写真

◇楽天5−1ソフトバンク

 楽天は投打がかみ合い快勝した。美馬は抜群の制球力を発揮し、2安打1失点で完投して6勝目を挙げた。打線は5回に茂木の先制ソロ、銀次の2点二塁打などで4点を奪った。ソフトバンクは3年ぶりの5連敗を喫した。

     ◇

 21世紀初の快挙に向かって、東北ブルーに染まったスタンドが一つになった。楽天・美馬が8回まで一人の走者も許さない。1994年の巨人・槙原寛己以来、25年ぶりの完全試合に期待が高まったが、9回無死、25人目の打者・明石に四球。続く代打の栗原に詰まった左前打を許し、ノーヒットノーランも消えた。

 さらに2死三塁から上林に適時打され、完封もならず。右翼フェンスを直撃して転々とする白球に視線を向け、唇をかんだ。逃した魚は大きかったが、後半戦最初の本拠地を大いに盛り上げた。お立ち台では「惜しかったです」と苦笑いで第一声。大記録を期待するスタンドの雰囲気が「9回はちょっとプレッシャーだったかな」と本音もポロリ。それでも自身にとって9回完投は2年ぶりで、チームでは今季初(コールド完投を除く)。前回3連敗した首位ソフトバンクを相手に先勝。20日登板予定の岸が風邪による体調不良で抹消となった中、価値ある1勝をもたらした。

 バックの好守も光った。浅村は右膝の違和感で途中交代する直前の6回、明石の中堅に抜けそうな当たりを好捕して二ゴロに。7回、上林の三邪飛では途中出場の村林がダイビングキャッチした。それでも偉業には届かなかった。美馬は「(9回は)まさかと思ったらこんなもんでした。四球で(途切れた)っていうのが一番痛い。低めに投げようと思っても、気持ちで急いでいる部分があったのかな」と難しさを語った。

 昨年8月に右肘のクリーニング手術を受けて復活を期した今季、オールスターにも出場した。女優で夫人のサントス・アンナさん(32)が妊娠中で、秋にはパパになる予定。「頑張らないと、と言う気持ちになる」。公私ともに充実の美馬が、楽天投手陣を引っ張っていく。 (竹村和佳子)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ