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【プロ野球】

コイ、両リーグ最速30勝! 大瀬良デビューからヤクルト戦11連勝

2019年5月30日 紙面から

ヤクルト−広島 5回表2死二、三塁、西川の勝ち越し2点内野安打で生還した二走鈴木(1)を迎える広島・緒方監督(右)=神宮球場で

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◇広島5−3ヤクルト

 広島が両リーグ一番乗りで30勝に到達した。2−3の5回に鈴木の適時二塁打と西川の2点適時内野安打でひっくり返した。大瀬良は7イニング3失点でリーグトップタイの5勝目。ヤクルトは1回の村上の3ランのみで打線が沈黙し13連敗。

 試合後、雨上がりの神宮球場に、広島・大瀬良の笑顔が輝いた。粘りの投球でハーラートップタイの5勝目。ヤクルト戦はデビューから23戦無敗11連勝だ。球団新記録を樹立したが、右腕は開口一番で仲間への感謝を口にした。

 「たくさん打たれてしまった試合でも味方が打ってくれて、逆転勝ちした試合もある。チームで伸ばした記録だと思う。みんなに感謝したいと思います」

 燕キラーも立ち上がりは苦しんだ。2点リードの初回、1死二、三塁から4番村上に3ランを被弾。「やってはいけない形で点を取られた」。若き主砲の一発で試合をひっくり返されたが、大瀬良は慌てなかった。尻上がりに状態を上げ、2回以降はゼロを並べ続けた。

 痛快な逆転劇も自らバットで呼び込んだ。1点を追う5回、高橋のカットボールに食らいついて左前へ。今季4本目の安打でチャンスメークすると、29分間の中断後に試合の流れが一変した。4番鈴木の同点打、5番西川の勝ち越し打が飛び出し、一気に試合がひっくり返った。

 前祝いの白星をプレゼントした。30日に広島市内のカープロードに「津田恒美記念館」がオープンする。ニュースで知ったという大瀬良は「機会があれば行ってみたいというか、行くべきだと思う」と決意を新たにした。炎のストッパーと呼ばれ、背番号14の先輩である津田さんは大瀬良にとって特別な存在だ。

 例年、開幕前、7月20日の命日、シーズン終了後は必ず「頑張ります」と手を合わせて祈りをささげる。「14番を背負わせてもらっている。受け継いでいきたい」。弱気は最大の敵−。この夜も白球に魂を込めた。

 これでチームは1996年以来の両リーグ最速で30勝到達。1994年8月以来の月間最多18勝にも並んだ。「チーム状態もすごくいい。これからもどんどん勝っていきたい」と大瀬良。エースが再進撃を支えていく。(杉原史恭)

 

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