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【大リーグ】

GM補佐の『放送禁止用語』でアストロズ苦境 メディア反発、機構も調査へ

2019年10月23日 12時47分

オズナ(右)に関するアストロズGM補佐の発言でチームは苦境に(AP)

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 アストロズが苦境に立たされている。ブランドン・トーブマンGM補佐が19日にヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズ勝ち抜けが決まった直後、女性記者の一団に向かって「神様、オズナを獲得できてありがとう!俺はオズナを取れて、F×××に有頂天だ」などと、放送禁止用語入りで叫んでいたことが明らかになった。米誌スポーツイラストレーテッド(電子版)のアプスタイン記者が報じた。

 守護神ロベルト・オズナ(24)はブルージェイズ時代の昨年5月、恋人に対する家庭内暴力(DV)が発覚。大リーグから75試合の出場停止処分を科されたが、同年7月にアストロズが「大安売り」された右腕をトレード獲得し、批判されていた。

 GM補佐に不適切用語叫ばれた女性記者の1人は、DV反対を象徴する紫色のブレスレットを着けていたという。同誌は記事公表前にアストロズとGM補佐に取材を申し込んでいたが拒否された。しかも、公表後に球団が発表した次の声明文が、火に油を注いだ。

 「スポーツイラストレーテッド誌の記事は間違った方向に導く全く信頼できないものだ。アストロズの選手が厳しい質問を受けていた際、球団首脳(GM補佐)が彼をかばうための発言だった。存在しない記事を捏造(ねつぞう)しようとする意図に、極めて失望している」

 ところが、当日のオズナは1イニング2失点。同GM補佐のコメントとは正反対の内容だった。しかも、その場にいた複数の記者が、同誌の記事は事実だと明言。さらに、問題のシーンには選手もいなかったことも判明した。この後、アストロズのクレーン・オーナーは、DV問題に対処していく方針を表明したが、同記者への謝罪はなく、これに米メディアが激怒した。

 ヤフースポーツは「『いかなるDV規定違反も許さない』とのポリシーを無視したアストロズよ、悔恨せよ」と題し、放送禁止用語を使用しながら断罪。

 NBCスポーツも「アストロズはアプスタイン記者への発言を撤回し、謝罪しなければならない」との見出しで「アストロズは、虚偽の発表までした。GM補佐は、紫のブレスレットをしていた女性記者が昨年、DVについてチームを批判していたことも承知していた」と非難した。

 GM補佐自身は、最終的に「不適当な言葉を使用したことを心から謝罪し、恥ずかしく思います」と謝意を示したが後の祭り。全米記者協会は、アストロズの同記者への正式な謝罪を求める声明を発表し、大リーグ機構も詳細な調査に乗り出すとした。

 

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