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【大リーグ】

マー、10月のポストシーズンは打者2巡目まで!? ヤンキース指揮官が「先発セット作戦」を明言

2019年9月17日 14時34分

ヤンキースのアーロン・ブーン監督(左)

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 勝利投手の権利さえ許されないのだろうか。ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、ポストシーズン(PS)の戦法について「伝統とは外れたものになる。伝統的な起用をする先発投手は、パクストンだけだろう」と明かし、エースと目されていた田中将大(30)の役割さえも「流動的だ」と語った。

 「伝統的な起用」とは、先発投手をなるべく長く引っ張ることだ。これと対照的な“先発セット作戦”を採用し、1試合に先発投手2人を投入するという。16日の米誌スポーツ・イラストレーテッド(電子版)が、田中の降板時にボールを求めるブーン監督をトップ写真に用いて報じた。

 同誌はまた、ア・リーグ優勝マジックを「3」としているヤンキースが5回戦制の地区シリーズに進出した場合、第1戦の先発をパクストン、第4戦で田中から先発左腕ハップにつなぐと予想した。

 抱き合わせの“先発セット作戦”を採る第1の理由は、相手打線の3巡目以降に対して純粋に分が悪いからだ。

 今季の田中は、2巡目までの被打率2割4分5厘(497打数122安打)に対し、3巡目以降は3割1分5厘(178打数56安打)と急上昇。また、同誌によれば、ヤンキース先発陣の相手打線3巡目以降に対する被OPS(出塁率+長打率)9割2分はメジャーワーストだ。

 第2の理由として、近年のPSは先発投手の投球回数を減らす傾向が顕著だ。2015年以降のワールドシリーズ優勝チームで、PS先発投手に打者27人以上と対戦させたのは、4チームとも各年2試合以下。昨季のレッドソックスに至っては、史上初めて「0」だった。

 第3の理由として、ヤンキースは強力なリリーフ陣を擁することが挙げられる。先発防御率4・61に対し、リリーフの同4・11はリーグ5位。MAX105マイル(約169キロ)守護神、「地球最速左腕」チャプマンはリーグトップの37セーブ。中継ぎエースのブリトンも、メジャー最多の29ホールド、防御率2・01。ここにつなぐオッタビノは防御率1・85。ここにケンリーを加えた4人が登板した試合は、今季24勝0敗を誇る。

 斬新な“先発セット作戦”が新たな潮流となるのか、秋の大舞台から目が離せない。

 

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