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【大リーグ】

雄星の苦悩…自己最悪7失点 大谷エ軍に3敗&防11.32

2019年7月23日 紙面から

マリナーズ戦の5回、菊池(手前)から左中間に二塁打を放つエンゼルス・大谷=シアトルで(共同)

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◇エンゼルス9−3マリナーズ

 米大リーグは21日、各地で行われ、マリナーズの菊池雄星投手(28)はシアトルでエンゼルス戦に先発。5イニングを自己ワーストの7失点で7敗目(4勝)を喫した。花巻東高の後輩・大谷翔平選手(25)とメジャー3度目の対決は二塁打を許すなど3打数1安打、1三振だった。「3番・指名打者」でフル出場した大谷は5打数2安打。試合はエ軍が9−3で制した。

 後輩との対決を楽しんでいられる状況ではなくなった。菊池が9安打を許し、6月8日のエンゼルス戦に並ぶメジャーでの自己最多となる7失点。2被弾はともに外角の91・5マイル(約147キロ)直球を逆方向に打たれたもので、球威不足は明らかだった。

 「球自体はコントロールできていたし、納得できる球は増えてきた」。1回には大谷から三振を奪った菊池は必死で前を向いたが、「悔しい負け方だった。最後まで流れをつかめなかった」と、7敗目を喫した無念は拭えなかった。エ軍が誇る大谷とトラウトの「OT砲」こそ、「打線の核となるバッター」と警戒する大谷の1安打に抑えた。しかし、5度目の対戦で三つめの黒星を付けられたエ軍には、防御率11・32と散々な内容。メジャー1年目にして早くも同じア西地区に天敵をつくってしまった。

 大リーグ公式サイトは「フラストレーションがたまるシーズンで、菊池の苦悩は続く」と見出しを打ち、リップサービスで知られるサービス監督でさえ「他の(球団との対戦の)ときは直球の制球がもっといいんだが、いまだに学習段階だ。球自体はいいと今でも思っている。幸運なのは、今季はもうエンゼルスと対戦しなくていいことだね」と、自虐的なコメントを発する始末だった。

 シーズン防御率5・37も、先発投手としては失格の烙印(らくいん)を押されても仕方のない数字だ。「ポジティブな要素も必ずある。冷静に見極めて次につなげたい」と菊池。不幸中の幸いは、マリナーズがチーム再建の途上で、勝敗は二の次ということ。少なくとも今季中は「次」がある。だが、この状態が続けば、来季以降の立場は苦しくなる。

 

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