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【大リーグ】

田中、70勝到達! 日本人3人目、勝率は野茂、黒田以上

2019年7月16日 紙面から

ブルージェイズ戦の6回を投げ終え、チームメートとタッチするヤンキース・田中=ニューヨークで(共同)

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◇ヤンキース4−2ブルージェイズ

 米大リーグは14日、各地で行われ、ヤンキースの田中将大投手(30)は地元ニューヨークでブルージェイズ戦に先発。6イニングを4安打2失点、5奪三振で6勝目(5敗)を挙げた。試合は4−2だった。エンゼルスの大谷翔平選手(25)は地元アナハイムでマリナーズ戦に「3番・指名打者」でフル出場。マリナーズ先発で、花巻東高の先輩・菊池雄星投手(28)との対決は四球と三振だったが、犠飛で1打点を挙げ、日本選手11人目となるメジャー通算100打点とした。菊池は4イニング0/3を2安打3失点で、勝敗はつかなかった。試合はエンゼルスが6−3で勝った。

 オールスター戦の勢いを、そのまま後半戦の初登板に持ち越した。田中はソロ2発のみに傷口を抑え、今季10度目のクオリティースタート(6イニング以上を自責3以下)。日本投手で3人目のメジャー通算70勝目(39敗)をマークした。

 カギは「宝刀」の切れ味復活だった。田中を大リーグでここまで押し上げたのは、スプリットと制球力。この日は、そのスプリットを全投球の29%(23球)で使った。それまでの今季平均の24%、メジャー通算の自身平均27%をともに上回り、田中は「スプリットはよかった。そこ(オールスター戦)で得たヒントをうまく生かせた」と納得。ブーン監督も「スプリットが良くなったね」と評価した。

 今季は開幕からスプリットの落差が少なく、「半速球」となって痛打されるシーンが目立った。そのため、ヤ軍傘下放送局のYESは、今季の前回登板までスプリットの被打率が3割9厘(昨年までは同1割9分6厘)、奪三振率は13%(同30%)と激変したデータを、この日の中継でわざわざ紹介。だが、9日のオールスター初登板で1イニングを無失点に抑え、日本投手で初の勝利投手となった際は、あえてスプリットを多投。「いいところに投げられた。いい内容だった」と手応えを語っていた。

 メジャー通算123勝の野茂、79勝の黒田に次ぐ日本投手で3人目の70勝到達。勝率では、野茂の5割3分、黒田の5割ちょうどに対し、田中は6割4分2厘と大きく上回る。史上最高のメジャー日本投手への道を、30歳の右腕は着実に歩みつつある。

 

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