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【大リーグ】

本拠地初の快感! 田中10K完封劇「まさかのいい方」

2019年6月19日 紙面から

◇ヤンキース3−0レイズ

レイズ戦で今季初完封し、5勝目を挙げたヤンキース・田中=ニューヨークで(共同)

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 米大リーグは17日、各地で行われ、ヤンキースの田中将大投手(30)はニューヨークでのレイズ戦で今季初完封。被安打2、10奪三振の快投で5勝目(5敗)を挙げた。完封はメジャー6年目で4度目、本拠地ヤンキースタジアムでは初めて。エンゼルスの大谷翔平選手(24)は、敵地カナダのトロントでのブルージェイズ戦に「3番・指名打者」でフル出場し、2回に4試合ぶりとなる9号3ランを放つなど5打数2安打3打点だった。 

 メジャー日本投手で歴代屈指の快投だった。9回2死、満場の本拠地ヤンキースタジアムが期待でざわめく中、田中の111球目は86マイル(約138キロ)のスプリット。三ゴロに仕留め、マウンド上で万歳。非の打ちどころのない完封劇を完結させた右腕は、駆け寄ってハグしたサンチェス捕手のマスクをポンポンと右手で4度たたき、その労をねぎらった。

 「正直、そこまで(調子は)いいものじゃなかったので、まさかのいい方に結果が出てくれた。なかなかそういうチャンスはないから、ものにできて良かった」

 チームとしても昨年7月24日のレイズ戦での田中以来の完封。8回を投げ終えた後は、ブーン監督から話し掛けてきたという。「『どうだ』と聞かれただけだったんで、『あっ、投げていいんだ』と思った」。結局、二塁を踏ませることなく、9イニングを投げきった。

 自身4度目の完封を初めて本拠地で達成し、その中でも2安打と10奪三振(K)は自己ベスト。米スポーツ専門局ESPNによれば「完封で2桁K」は野茂(5度)、黒田、ダルビッシュに次ぐメジャー日本投手で4人目だった。

 ブーン監督も賛辞を惜しまない。「3球種がいずれも効果的だった。締めも素晴らしかった。大きなパフォーマンスだった」。今季ずっと苦しんでいたスプリットの切れが復活。スライダーも打者の手元で鋭く変化し、ことごとく低めに制球した。敵軍レイズのメドーズは「試合を通じ、真ん中に来た球が1球もなかった。これは本当だ」と白旗。「コントロール・アーティスト」の完全な面目躍如だ。  

 

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