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【大リーグ】

ヤンキースが「悪の帝国」へ本気モードに入った

2019年6月19日 紙面から

試合後、笑顔でインタビューに答えるヤンキース・田中=ニューヨーク(共同)

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◇AKI猪瀬コラム「MLBへの扉」

 ア・リーグ東地区の首位攻防戦となったレイズとの試合で、田中がヤンキースの投手としては、今年殿堂入りを果たしたマイク・ムシーナが2002年に記録して以来となる「9イニング被安打2以下+10奪三振以上」の完封を達成しました。

 この日は、12年以降では現役最多の本塁打と打点を誇るエンカーナシオンの移籍初戦でもありました。「トレードを最初に聞いた時には、多少のショックを受けたが、トレード先がヤンキースと聞いて最高に興奮した」と話していたエンカーナシオンは現在21本塁打。ア・リーグで20本以上を記録しているのは、同僚となったサンチェスとエンゼルスのトラウトの3選手だけ。リーグ唯一の20本塁打コンビが一夜にして誕生しました。

 そして、この日から、ふくらはぎなどを痛めていた希代の大砲スタントンが復帰。左脇腹痛からジャッジの戦列復帰も間近で、そうなるとメジャー30チーム最強の重量打線が完成します。

 大金を積んで次々と大物選手を獲得してきたヤンキースは、同地区最大のライバル、レッドソックスのファンから「悪の帝国」と称されてきました。近年の補強は比較的おとなしいものでしたが、今季は「悪の帝国」が完全復活する気配が漂っています。

 日頃、大口をたたく事が少ないヤンキースのキャッシュマンGMが「攻撃陣の補強は落ち着いてくる。(今後は)先発陣の補強を積極的に進めていくことになると思う。そのための準備を進めている」と発言。そのショッピングリストには、ジャイアンツで世界一3度の左腕バムガーナー、「チームUSA」のエースとしてWBC制覇に貢献したブルージェイズのストローマンに加え、現役最強右腕シャーザーも名前が載っているとうわさされています。GMとしての自身の契約が22年まで残っているキャッシュマン。09年以来の世界一奪還に向けて、「悪の帝国」は本気モードに突入したようです。 (大リーグ・アナリスト)

 

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