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【大リーグ】

シーズン新も出そうな本塁打狂騒劇

2019年6月12日 紙面から

◇AKI猪瀬コラム「MLBへの扉」

 マリナーズの菊池雄星投手が「自分の野球人生で初めて」と振り返ったエンゼルス戦(8日・アナハイム)での3連続被弾。しかし、その翌日、パドレスの右腕スタメンは菊池投手以上の惨事に見舞われました。

 本拠地でのナショナルズ戦、1−1の8回に4番手で登板した同右腕。1死は取りましたが、悪夢はその後。9番ケンドリックから、1番ターナー、2番イートン、3番レンドンと何と4連続ソロ被弾。わずか12球での出来事でした。4連発はMLBタイ記録で史上9度目。ナ軍は2017年7月27日にも記録しており、同一チームの2度達成は史上初となります。

 本塁打(HR)狂騒劇はナ軍で終わらず、翌日10日のダイヤモンドバックス−フィリーズ戦にも引き継がれます。

 Dバックスが初回先頭ダイソンから3連発を記録したのを皮切りにHRが乱れ飛び、両軍計13HRというMLB新記録が生まれました。1人で2HRと記録達成に貢献したフィ軍のキンガリーは「天候の影響なのか湿度なのか、はっきりとした理由は分からないが、明らかにボールがよく飛んでいた。外野に飛球が上がると全部スタンドに入るような感覚だった」と語りました。

 開幕直後にも取り上げましたが、今季はHRが異常に量産されています。その時にも紹介しましたが、MLBでのシーズン最多HR記録は6105本(17年)、1試合平均1・26本でしたが、今季はその17年を超える同1・34本ペースで推移しています。このままいくと、1シーズンで6500本超となります。

 カブスの先発左腕レスターは「明らかにおかしい。球宴のHRダービーのようにボールが飛んでいく」。レッドソックスの左腕プライスも「MLB機構は飛ぶボールを使っていると認めるべきだ」などと投手陣からは疑義が出ていますが、機構のマンフレッド・コミショナーは「公式球は以前と一緒」の一点張り。果たして真相はいかに。いずれにせよ、HR狂騒劇はなお続く−。そんな気配です。 (大リーグ・アナリスト)

 

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