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【大リーグ】

成長一途の22歳マイズ 昨年「全体1位」の昇格期待

2019年5月29日 紙面から

◇AKI猪瀬コラム「MLBへの扉」

 米国時間6月3日から5日にかけてドラフトが行われます。各球団が40巡目までの指名権を持ち、完全ウエーバー方式のメジャーリーグでは、1200人以上の選手が指名を受けます。

 そのドラフトで最大の名誉とされるのが、最初に名前を呼ばれる「全体1位指名」。近年では2009年ストラスバーグ(ナショナルズ)、10年ハーパー(現フィリーズ)、11年コール(現アストロズ)、12年コレア(アストロズ)らが、その名誉を手にしています。13年以降は特筆すべき活躍の選手が出てきていませんが、昨年の選手は、これぞ「全体1位指名」というパフォーマンスを現在、マイナーリーグで発揮しています。

 その選手とは、タイガース傘下に所属するケイシー・マイズ投手、22歳です。野球とアメリカンフットボールの二刀流で名をはせたスーパースター、ボー・ジャクソンや14年に殿堂入りを果たしたフランク・トーマスなどの母校として有名なオーバーン大学から全体1位指名権を持っていたタイガースの指名を受けてプロ入り。昨年受け取った契約金750万ドルは、現行制度では史上最高額になります。

 1年目はルーキーリーグと1Aでプレー。2年目の今季は1Aスタートで4月25日に2A昇格。同29日の初先発で、いきなりノーヒットノーランの快投。最速98マイルの直球に加え、決め球のスプリッターとスライダーを武器にマイナーで10先発6勝0敗、防御率0・97を記録しています。1を切れば一流と言われるWHIP(1イニングに許す四球と安打の平均値)は、驚異の0・57をマーク。マイナーでは、すでに学ぶ事がない状態なので、再建モードに突入して苦しんでいるタイガースの次世代エース、そして救世主として、3Aを飛び越してのメジャーデビューが期待されています。 (大リーグ・アナリスト)

 

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