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【大リーグ】

6度目先発ようやく…雄星、メジャー1勝 亡き父に「いい報告」

2019年4月22日 紙面から

エンゼルス戦でメジャー初勝利を挙げ、ウイニングボールを手にするマリナーズ・菊池=アナハイムで(共同)

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◇マリナーズ6−5エンゼルス

 【アナハイム(米カリフォルニア州)小林信行】米大リーグは20日、各地で行われ、マリナーズの菊池雄星投手(27)は当地のエンゼルス戦に先発して5イニングを10安打4失点で、6度目の登板でメジャー初勝利(1敗)を挙げた。ヤンキースの田中将大投手(30)はロイヤルズ戦に先発して7イニングを4安打1失点で7三振を奪い、2勝目(1敗)。カブスのダルビッシュ有投手(32)はダイヤモンドバックス戦に先発し、5イニングを5安打3失点で3敗目(1勝)を喫した。

 3月21日の東京ドームでのメジャー初登板から1カ月。6度目の登板で初勝利を手にした菊池は「ほっとしているというところが一番ですかね」と表情を緩めた。

 移籍後最多の97球の力投。「今日は本当に苦しいピッチングで、初回からなかなかアウトを取るのが難しかったですけど、行けるところまで行こうと気持ちを切り替えて、粘り強く投げることに徹したという感じですね」と言葉を紡いだ。

 3月末に59歳だった父・雄治さんが他界。父の思いを尊重し、葬儀で帰国することなく、先発ローテを守り続けることを選んだ。「早く勝って報告したいという気持ちでいました。アメリカに来ることを一番喜んでくれた父親でしたし、まだお墓にも行けてない中で、まだ会えるんじゃないかという気持ちもどこかにあったりして。いい報告ができるかなと思います」。そう言葉を絞り出し涙をこらえた。

 試合後はチームメートから、ビールシャワーで祝福された。「もっともっと勝ってチームの力になりたいという思いでいっぱいですね」。初勝利の味をかみしめる一方で、古巣・西武への感謝も忘れなかった。「成長したところを見せられるようにという思いが一番なので、ライオンズへの思いを常に持ちながら成長したいと思います」。待望のメジャー初白星。ただ、これで満足することはない。世界最高峰の舞台での戦いは、まだまだ始まったばかりだ。

 

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