トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

前田、ダルビッシュ そろって今季初登板初先発も明暗

2019年4月1日 紙面から

ダイヤモンドバックス戦の7回途中に降板し、チームメートに迎えられるドジャース・前田(中央)=ロサンゼルスで(共同)

写真

 大リーグは30日、各地で行われ、カブスのダルビッシュ有投手(32)は敵地テキサス州アーリントンで古巣レンジャーズ戦に先発。今季の自身開幕戦だったが、メジャー自己最短の2イニング2/3で自己ワーストの7与四球など、2安打3失点で勝敗はつかなかった。ドジャースの前田健太投手(30)は、本拠地ロサンゼルスでダイヤモンドバックス戦に先発。自身の開幕戦で6イニング2/3を5安打3失点にまとめ、勝利投手となった。

◇ドジャース18−5ダイヤモンドバックス

 完全に変身した新しいマエケンの誕生だ。7回の降板時は「アメリカの野球で一番好き」と語る本拠地観衆のスタンディングオベーションを浴び、「すごく幸せ。うれしかった」。出色は、昨季から本格的に使い始めたチェンジアップだった。

 この日の相手打線は先発に左打者が6人。時事電などによれば、前田は「チェンジアップという武器が増えて、左打者を並べられても不安はない。たくさん投げたことによって、自分の中で引き出しがすごく増えた」。

 この日は39球がチェンジアップで、投球割合は37%。2017年の同9%、18年の同15%から急増した。地元中継局スポーツネットLAの「ミスターゼロ」ことハーシュハイザー解説者は「よほどチェンジアップの感触がいいんだろう。明らかに一番効果的な球種になっている」と絶賛した。

 ロバーツ監督は、大リーグ公式サイトによれば「試合の流れをつくってくれたのはケンタ(前田)だ。長い回を投げてほしいと願い、その通りにブルペンを再構築できた」と感謝。マエケンの春は、満開だ。

◇レンジャーズ8−6カブス

今季初先発し、2イニング2/3を3失点だったダルビッシュ(共同)

写真

 完全な「独り相撲」だった。ダルビッシュは直球、スライダーともに制球がままならず、これまで5度あった6与四球を更新するメジャー自己ワーストの7与四球。ポストシーズンを除けばメジャー自己最短の2イニング2/3で、75球(ストライクは半分の38球)を費やし、降板を告げるマドン監督がマウンドを訪れると、ほとんど目を合わさずにボールを手渡した。

 約10カ月ぶりのメジャー登板。共同電などによれば、ダルビッシュは冷静に自己分析した。「制球に関しては、むちゃくちゃではなく、そんなに悲観するようなことじゃない。単純に気持ちがどうとかよりメカニック(技術的)なところで結構、問題があった。何とかしなきゃいけないところが、できなかったのが自分の力量だと思う」

 2012年のメジャーデビューから17年途中まで在籍した古巣との初対戦で、しかも敵地。「育ててもらった球場でもあるから、感謝して投げた」。そんなダルビッシュの特別な感情が、微妙に手元を狂わせたのかもしれない。女房役だったコントレラス捕手も「しぐさから、本当に感情的になっているんだな、と」と評した。次回登板は4日(日本時間5日)のブレーブス戦。右肘手術からの復活を期すダルビッシュが、その真価を問われる。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ