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【大リーグ】

【イチロー 一問一答(8)】翔平は世界一の選手にならなきゃ 年ごとに投手と打者、交互にやるとか

2019年3月22日 19時53分

試合後、ファンの声援に応えるマリナーズのイチロー=東京ドームで(北田美和子撮影)

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 ―大谷との楽しみな対戦がかなわなくなった。対戦したかったか。今後の大谷に期待することは

 「先ほどもお伝えしましたけど、世界一の選手にならなきゃいけない選手ですよ。そう考えています。まあ、翔平との対戦、残念ですけど、僕はできれば僕はピッチャーで翔平はバッターがやりたかったですよ。そこは誤解なきようにお願いします」

 ―大谷はどんなメジャーリーガーになっていくと思うか

 「そこは占い師に聞いてもらわないと分からないけどね。でもまあ、投げることも打つこともやるのであれば、僕はワンシーズンごとに、ワンシーズンはピッチャー、次のシーズンは打者として、それでサイ・ヤングとホームラン王取ったら。いや、そんなの考えることすらできないですよ、でも、翔平はその想像をさせるじゃないですか、人に。この時点でもう、明らかに人とは違う選手であると思うんですけれども。その二刀流は面白いな、と思うんですけどね。(質問者は)何か納得いってない感じの表情ですけど。でも、ピッチャーとして20勝するシーズンがあって、その翌年には50本打ってMVP取ったら、化け物ですよね。でも、それが想像できなくないですからね。そういうふうに思っています」

 ―野球選手じゃない自分を想像すると

 「たぶん、違う野球選手になってますよ。あれ、この話さっきしましたよね。ちょっともう、おなかが減ってきて集中力が切れてきちゃって、さっき何話したかも記憶に、あれ、草野球の話しましたよね、しましたね。だからそっちで、いずれ、それはきっと楽しくてやってると思うんですけど、そうすると、きっと草野球を究めたいと思うんでしょうね。だから、真剣に草野球をやるという野球選手になるんじゃないですか、結局。もう、おなか減ってきた、もう。結構やってないですか。ちょっと、時間いまどれくらい? 1時間20分? あっらー、もーう。きょうは、もうとことんお付き合いしようかと思ったんですけどね、おなか減ってきちゃった」

 ―小学校の卒業文集で「僕の夢はプロ野球選手になることです」。それを書いた当時の自分に言葉を掛けるならば

 「いやあ、おまえ契約金1億ももらえないよ、って。ですね。いやあ、夢は大きくと言いますけどね、なかなか難しいですよ。ドラ1の1億って掲げてましたけど、その全然遠く及ばなかったですから、ある意味では挫折ですよね、それは。こんな終わり方でいいのかな、何かキュッとしたいよね、最後は」

 ―最初のマリナーズ時代、何度か「自分は孤独を感じながらプレーしている」と言っていた。それからヤンキース、マーリンズに移籍し、去年マリナーズに戻り、今年で引退。ずっと孤独感を感じながらプレーしていたのか

 「現在それ全くないです。きょうの段階で、それは全くないです。それとは少し違うかもしれないですけれど、アメリカに来て、メジャーリーグに来て、外国人になったこと。アメリカでは僕は外国人ですから。このことは(かなり間を置いて)外国人になったことで、人の心をおもんばかったり、人の痛みを想像したり、いままでなかった自分が現れたんですよね。この体験というのは、まあ、本を読んだり、情報を取ることはできたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので、孤独を感じて苦しんだこと、まあ多々ありました。ありましたけど、その体験は、未来の自分にとって大きな支えになるんだろうと、いまは思います。だから、つらいこと、しんどいことから逃げたいと思うのは当然のことなんですけど、でも、エネルギーのある元気なときにそれに立ち向かっていく。そのことはすごく人として重要なことなんではないかなというふうに感じています。締まったねえ、最後。いやあ、長い時間ありがとうございました。眠いでしょ、みなさんも。いやあ。じゃあ、そろそろ帰りますか、ねぇ。(拍手を浴び)ありがとうございました」

 

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