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【大リーグ】

雄星涙…メジャーデビューの日にイチロー引退… 「勝利以上の財産」

2019年3月22日 紙面から

アスレチックス戦に先発したマリナーズの菊池(北田美和子撮影)

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◇米大リーグ日本開幕戦<第2戦> マリナーズ5−4アスレチックス

 米大リーグ開幕シリーズ、アスレチックス−マリナーズ第2戦が21日、東京ドームで行われ、マリナーズのイチローは9番右翼で先発出場し、4打数無安打で8回の守備には就かず交代した。マリナーズの先発としてメジャー初登板の菊池雄星投手(27)は5回途中まで2失点で、勝敗はつかなかった。試合はマリナーズが延長12回、5−4で勝った。

   ◇

 歴史的な試合でメジャーデビューをした菊池は試合後の会見で感謝の思いを口にした。「イチローさんとやれて幸せな時間だった。自分にとって最高のギフトだった。一緒の時間を共有できたことが財産」と目を赤くした。

 8回の守りで退いたイチローをベンチ前で出迎えると、あふれる涙が止まらなかった。「イチローさんと一緒に時間を共有できることは、自分にとっての財産」。笑顔の大先輩と抱き合った。

 夢に見た舞台での第1球は、初回の先頭セミエンに対して146キロ真っすぐを投げ込んだ。

 背中では背番号51の存在を頼もしく感じていた。4回には鋭い打球の右飛をイチローが軽やかなステップでつかみ、ベンチ前でグラブタッチを交わした。ボールへの適応、調整法など新天地で調整を進める中、イチローの助言が大きかった。

 「自分が初めてプロ野球を見たのは、イチローさんの日本でのラストイヤー(2000年)だった。ずっと印象に残っている」。同僚として過ごしたのはわずか2カ月足らずだったが、感謝の思いが尽きなかった。

 1点リードの5回2死一、二塁で1点を返され、勝利投手の権利を得る直前で交代を告げられた。4回2/3を投げて4安打2失点。無念の降板となったがファンから大きな拍手でねぎらいを受けると帽子を挙げて応えた。

 岩手・花巻東高時代にメジャー挑戦の思いを膨らませ、たどり着いた憧れのマウンド。「初登板は楽しかった。緊張とか、足の震えはなかった。要所でいいボールがいって、5回まで最少失点でいけた。初勝利は次の宿題。必ず取りたい」と誓った。 (大窪正一)

 

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