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【大リーグ】

出たっ!イチビーム 伝説レーザー右翼から三塁へノーバウンド

2019年3月19日 紙面から

巨人−マリナーズ 3回裏無死二塁、打者田中俊の右飛を三塁へ送球するイチロー=東京ドームで(北田美和子撮影)

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◇プレシーズンゲーム マリナーズ6−5巨人

 マリナーズのイチロー外野手(45)は18日、東京ドームで巨人とのプレシーズン戦に2試合連続して「9番右翼」で先発出場した。3回の守りでは、右飛から三塁にノーバウンド送球し、二塁走者をくぎ付け。45歳でも衰えない「レーザービーム」を発動し、東京ドームを大いに沸かせた。しかし、打撃は3打数無安打に終わり、オープン戦も合わせれば24打席連続ノーヒット。それでも、マ軍のサービス監督は20日のアスレチックスとの開幕戦でスタメンを明言した。

 45歳にして衰えない強肩ぶりで魅了した。3回無死二塁。田中の飛球は、右翼イチローのほぼ定位置。しっかり助走態勢を取った背番号51が三塁にノーバウンドのストライク送球を投じた。伝説の「レーザービーム」発動に、二塁走者は一歩も動けず、捕球した三塁ヒーリーは「マジかよ」と苦笑する。東京ドームの満員観衆が、この日最も沸いた場面となった。

 「機会がないとできないからね、よく打ってくれましたね。あんなチャンスは(20日の開幕から)2日間であるかどうか分からないから。そこで(打球が)来てくれたんで、それは当然(ゴー)ですよね」。背番号51は輝きを失うことのないレーザービームを、淡々と振り返った。

 ただ、強肩は健在でもバットの方は依然として湿ったままだ。第1打席は内角高めの直球にバットをへし折られて、一ゴロ。4回はスライダーに見逃し三振に終わると、思わず腰を折り、ベースを見詰めた。7回の最終第3打席は、140キロ直球に泳がされて中飛に倒れた。

 これでオープン戦から24打席連続で快音がなく、今春の打率は0割6分5厘(31打数2安打)。イチローも「ヒットを1本打ちたかったけど、それは残念でしたね」とじだんだを踏むしかない。右翼席に陣取ったジャイアンツファンからもイチローコールが起きた熱狂ぶりには「ジャイアンツファン、ちょっとというか、好きになりました。すごく良かったです」と言葉を続けた。

 20日は、同じ東京ドームでアスレチックスとの開幕戦。気持ちの高ぶりを問われ「それは勝手に高まるから」と漏らした。果たしてレジェンドが本番で意地を見せるのかどうか。その一挙手一投足に注目が集まる。 (広田学)

 

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