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【大リーグ】

イチロー、感激も… 21打席快音なく開幕先発へ正念場

2019年3月18日 紙面から

巨人−マリナーズ 2回表無死一、二塁、打席に立つマリナーズのイチロー。捕手小林=東京ドームで(北田美和子撮影)

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◇プレシーズンゲーム マリナーズ6−4巨人

 マリナーズのイチロー外野手(45)は17日、巨人とのプレシーズン戦(東京ドーム)に「9番右翼」で先発出場した。満員御礼の東京のファンには「いい雰囲気でしたよ。東京のファンはすごい品がある」と感激。打撃は3打数無安打で、6回の守備から退いた。これで今春のオープン戦と合わせれば21打席連続で快音がなく、打率はなんと0割7分1厘。20、21日に行われるアスレチックスとの開幕2連戦に向け、正念場を迎えた。

 見せ場をつくった。心も揺さぶられた。しかし、一点の曇りもない快晴とはいかなかった。先発したイチローは、守り慣れた右翼に陣取る。1回、坂本が放った大飛球を華麗なランニングキャッチ。「東京ドームはもともとそう(フェンスが近い)ですからね、そこは知ってますから」。捕球後にフェンスに激突した美技に、右腕リークがベンチに戻ったイチローの背中をたたき感謝した。

 まさに「イチロー狂騒曲」だった。試合前の選手紹介で名前が呼ばれると、4万6315人の満員観衆からは地鳴りのような大歓声。2回、第1打席に入ると広大な東京ドームがフラッシュの海となった。「すごくいい感じです。感動しました。東京のファンも最高。東京のファンはすごい品がある」。凱旋(がいせん)の感慨が思わず込み上げた。

 ただし、3度入った打席では暗雲を予感だ。今村と対戦した2打席は、ともに外寄り130キロ台後半の直球に、中飛と二ゴロ。2番手の田口が相手だった6回の第3打席は、外寄りの137キロ直球を、この日最もバットの芯近くで捉えた。だが、打球は遊撃の正面。球場を覆うため息を背に険しい表情でベンチへ戻った。ベンチでも開幕前とは思えない寄せ付けないオーラを漂わせ、最後は口を一文字に結んだまま、バットを見詰めて大きく息を吐いた。

 最後の打席はしっかりボールを捉えた打球。それでも背番号51は「うん、でも、きょうしか来られない人もいるし、結果を出したかった」と悔しさをにじませた。

 オープン戦から数えれば、これで21打席連続ノーヒット。20日、同じ東京ドームでの開幕アスレチックス戦は、先発オーダーに名を連ねるのかどうか−。日本のファンは固唾(かたず)を飲んで見守ることになる。 (広田学)

 

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