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【大リーグ】

イチロー、10カ月ぶり実戦でバット折って2打点!

2019年2月24日 紙面から

アスレチックス戦の3回、バットを折りながらも右前に2点適時打を放ったマリナーズのイチロー=ピオリアで(社英夫撮影)

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◇オープン戦 マリナーズ8−1アスレチックス

 【ピオリア(米アリゾナ州)小林信行】大リーグは22日、各地でオープン戦が行われ、マリナーズとマイナー契約のイチロー外野手(45)は当地でのアスレチックス戦に「7番・左翼」でスタメン出場し、3回に右前へ2点適時打を放つなど2打数1安打2打点。実戦はフロント入りした昨年5月以来、約10カ月ぶりだった。試合はマ軍が8−1で勝った。

 バットは真っ二つに折れた。小さな弧を描いた打球が右翼手の前にポトリと落ちた。2−0の三回2死満塁。カウント2−2と追い込まれたイチローが相手左腕の投じた内角高めの146キロ直球を打ち返し、2人の走者を迎え入れた。観客席からは大歓声。直後に代走が送られた45歳は、照れを隠すように「あのヒットではちょっと恥ずかしい。ま、気持ちはうれしいですよ」と言った。

 昨年5月2日のアスレチックス戦以来となる実戦。「すごく緊張しました」。そう小さな声で言ったイチローはこう続けた。「最初(デビューした2001年)に来た時とも違う。どれとも違う緊張でした。こういう種類のものを味わうとはね、確かに思ってもみなかった」。生まれて初めて感じる異質の重圧だった。

 試合開始30分前に球場入り。他の誰よりも大きな声援を受けた。左翼線際でウオームアップを始めると、背番号「51」を見たさに三塁側席にファンが殺到した。「ロックスター!」。その熱狂ぶりに女性客は驚嘆の声を上げた。

 初打席となった2回は先頭で捕邪飛。カウント1−1からの151キロ直球を捉え損ねた。3回まで守った左翼には一度も打球は飛んでこなかった。「毎日緊張すると思うけど、これは今日だけのものと思う。次はどうゲームの感覚を取り戻すかというステップですね」。3月20日の日本開幕戦に向かって。イチローが次の一歩を踏み出していく。

 

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