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【大リーグ】

「最後の42番」リベラ、史上初の満票で米殿堂入り

2019年1月24日 紙面から

殿堂入りしたリベラ氏のヤンキース時代=2013年7月、ニューヨークで(共同)

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 【ニューヨーク共同など】米国野球殿堂は22日、今年の表彰者を発表し、ヤンキースで歴代最多の通算652セーブを記録したマリアノ・リベラ元投手(49)が資格1年目にして史上初の満票で選出された。ブルージェイズなどで通算203勝を挙げ、2017年に40歳で事故死したロイ・ハラデー元投手、マリナーズ一筋で通算2247安打のエドガー・マルティネス元指名打者(56)、ヤンキースなどで通算270勝のマイク・ムシーナ元投手(50)も選ばれた。殿堂入りは全米野球記者協会に10年以上在籍する記者による投票で決まり、今回は全425票の75%以上の得票が条件だった。

 「ザ・ラスト42(最後の42番)」が、究極の栄誉を手にした。リベラ元投手は殿堂投票の有資格初年度で、投票者425人全員の支持を得て満票選出。過去最高得票率の2016年のグリフィーJr.(元マリナーズなど)の99・3%(440票中437票)を超えた。「自分の想像を超えていた。殿堂選手と言われるだけでも光栄なのに、満票なんて、とにかくアメージング(驚異)だ」。米放送局MLBネットワークの発表を見て自宅で満票選出を知り、親族と喜びをかみ締めた。

 1997年に全30球団の永久欠番になった黒人選手の草分け、ジャッキー・ロビンソン(元ドジャース)の背番号42でプレーした。当時つけていた選手のみが引退まで着用を許され、リベラ元投手は2013年にユニホームを脱ぐまで42番だった。「常に頭にあるのは、ジャッキー・ロビンソンの42番をつけていたことだ。確か、これが42番で(ロビンソンを除く)最初の投票殿堂入り。最後の42番として満票選出されたのは驚異だね」と、「ザ・ラスト42」のプライドを口にした。

 宝刀カットボールでヤンキースを5度のワールドシリーズ優勝、12度のア・リーグ優勝に導いた。09年は松井秀喜がワールドシリーズMVPに輝き、リベラ元投手に最後の頂点をもたらした。パナマ出身。漁師の父を手伝うために幼少時から船に乗ったことが、強靱(きょうじん)な下半身をつくった。90年、契約金わずか3000ドル(約33万円)のヤ軍入団。あまりにも遠い場所まできた右腕は「自分の出自を忘れたことはない。物がない、つましい家庭だった」としみじみと語った。

 

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