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【高校野球】

バド部転向も考えた"中学4番手"が甲子園投手に…秋9戦連続完投の加藤学園・肥沼 武器は抜群の制球力

2020年1月30日 1時22分

甲子園では完封を狙う加藤学園の肥沼竣投手

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◇センバツ高校野球企画「春の主役に立候補」

 明治神宮大会で優勝した中京大中京(愛知)が東海地区にもたらした「神宮枠」により、春夏通じて甲子園初出場を決めた加藤学園(静岡)。チームの柱は、昨秋東部地区大会3位決定戦から、東海大会準決勝まで9試合連続完投したエースの肥沼竣投手(2年)だ。「すごい選手のプレーを見て、刺激を受けたい。個人的には完封したい」と本番を待ちわびる。

 制球力が抜きんでている。昨秋は95イニング2/3を投げ、四死球は22。地区大会を勝ち抜いた後、県大会の5試合は全て甲子園出場経験のある強豪との対戦だった。毎試合のように二桁前後の安打を打たれたが、大崩れはしなかった。

 四死球の少なさが、その一因だろう。「秘訣(ひけつ)は特にない」と頭をかくが、元々自信があった直球の制球に加え、高校で変化球も改善。「高校で毎日練習するようになって、感覚を早くつかめた」。大きな武器になった。

 中学時代の「4番手」から、甲子園出場校のエースにのし上がった。埼玉県出身で、中学時代は瑞穂シニア(東京)でプレー。そこでは、「投手が4人いて、4番目に投げていた」

 野球は中学で見切りをつけ、高校は地元の公立校で好きなバドミントン部に転向することも考えたが、先輩がいた縁で進学した加藤学園で開花した。1年秋の時点で最速127キロだった直球は、139キロまで伸び、今や不動の大黒柱だ。

 高校通算44本塁打を誇る東海大相模の大会注目スラッガー、山村崇嘉内野手(2年)は小学時代に所属した武蔵府中リトル(東京)のチームメートだった。「小学生の頃からすごかった。目標にしている選手。負けたくないし、自分も有名になりたい」。口数の少ないシャイな右腕は、熱い思いを秘めて、初の甲子園に乗り込む。

 ▼肥沼竣(こいぬま・しゅん) 2002(平成14)年5月9日生まれ、埼玉県所沢市出身の17歳。180センチ、78キロ、右投げ左打ち。小学1年から堀之内エコーで野球を始め、5年時から武蔵府中リトルに所属。中学時代は瑞穂シニアでプレーした。加藤学園では1年夏に控え投手としてベンチ入り。エースとなった1年秋は県4強、2年春は県準優勝。昨秋は県準優勝。東海大会は準決勝で県岐阜商に延長10回サヨナラ負けを喫した。昨秋の防御率2.16。

 第92回センバツ高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)に出場する32校が出そろった。中部地区から出場するチームの注目選手を紹介する。

 

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