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【グラニュース】

赤の歓喜(1) 「どう勝つか」を追求 風間監督の信念 名古屋スタイル確立

2017年12月5日 紙面から

J1昇格を決め、盾を掲げる名古屋・風間監督(右)=3日、豊田スタジアムで(榎戸直紀撮影)

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 名古屋グランパスはJ1昇格プレーオフを制し、1年でのJ1復帰を決めた。降格の屈辱から1年。20人もの選手を入れ替え、強化担当らフロントも大刷新。そして三顧の礼で川崎から風間八宏監督(56)を迎えた。異彩を放つ指揮官を中心に、創設25年目で断行した大改革。5回連載で解き明かす。

 昨年の11月3日。屈辱にまみれたクラブは、ほどなくしてボスコ・ジュロブスキー監督と闘莉王の退団を発表した。功労者への冷淡とも取れる仕打ちに、クラブ内外から批判が殺到。降格から5日後の夜。粛清を断行したクラブ幹部は言った。

 「来年J1を目指す短期的な目標には、ボスコはすごくいい人だと思う。闘莉王もね。でも、それじゃ昇格しても同じことが起きる。起きるに決まってる。2010年に優勝して、そこからずっと落ちてきたんだから」

 10年にJ1を制し、11年も2位。ただ、以後は低迷期に入る。ストイコビッチ監督の右腕だったジュロブスキー監督と闘莉王は、強い名古屋の象徴であり、同時に低迷したチームの中心でもあった。J1最多勝を誇る西野監督でも再建できず、昨季は小倉監督のもと、ついに降格−。抜本的な改革を迫られていた。

 クラブは大改革を決断する。辣腕(らつわん)を奮った久米社長は退団し、20人の選手を入れ替えた。3年契約で迎えた風間監督に求めたのは「名古屋スタイル」の確立。手腕を川崎で証明していた指揮官は、独自の手法で改革に着手。ミーティングで教材とするのは、スペイン1部バルセロナの映像だった。

 メッシ、スアレス、ネイマールの「MSN」を擁した昨季までのバルセロナではない。風間監督は「3人だけで点取っちまうからな」と笑い、決まって見せるのは2008年から率いたグアルディオラ監督時代の映像。史上最強ともうたわれた世界一のチームだった。

 

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