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【ゴルフ】

石川遼が“ウッズコーデ”&おしゃれグラサンで今季有終V「一生の思い出」最年少10億円突破から狙う次の野望は…

2019年12月8日 22時6分

プレーオフ3ホール目バーディパットを沈め優勝を決めバンザイをする石川遼

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◇8日 日本シリーズJT杯最終日(東京都稲城市・東京よみうりCC)

 石川遼(28)=カシオ=が今季3勝目を挙げ、28歳82日の史上最年少で生涯獲得賞金10億円を突破した。最終ラウンド(R)は7バーディー、3ボギーの66。通算8アンダーで並んだオーストラリアのブラッド・ケネディ(45)とのプレーオフ(PO)に持ち込み、3ホール目でバーディーを奪って勝ちきった。通算17勝目で、年間3勝は今季ツアー最多。最終戦制覇は4年ぶり。今年で任期が終わる選手会長としてのツアー最後の試合を、最高の形で締めくくった。今平周吾(27)はツアー史上5人目の2年連続賞金王を決めたが、18番で崩れて目標だった今季3勝目はならなかった。

 赤いセーターに黒いパンツ。目指すタイガー・ウッズ(米国)の勝負服と同じコーディネートで臨んだ石川が、契約メーカーと共同開発したサングラスを外すと、ギャラリーに「最後のパットは一生の思い出です!」と叫んだ。18番でのPO3ホール目、4番アイアンでつけたピン下2・5メートルのバーディーパットを真ん中から沈めた。最終戦の最後で見せた、最高のパフォーマンスだった。

 「優勝争いからは蚊帳の外と思っていた」という3打差5位からのスタート。賞金王になる見込みもない。テーマは「どこまで存在感を見せられるかだ」と考えていた。ところが、11番をバーディーにして首位に並び、「優勝できる」と予感がした。アイアンはホールを重ねるごとに切れ味を増し、13番で3メートル、14番で1・5メートルにつけた。16番で4メートルの難しいラインを沈め、17番パー5の寄せは50センチに。そしてPOへ進み、昨年のこの大会で3人のPOに持ち込みながら小平智に敗れた悔しさも晴らした。

 今季は最高の1年になった。2017年秋に主戦場を米ツアーから日本に戻したが、ずっと勝てず、賞金ランク上位者らだけが出られるこの大会も、昨年はぎりぎりで出場権が回ってきた。今年は春先に腰を痛めて一時戦線を離脱した。しかし、筋トレを見直して復活し、夏場に2勝とV字回復した。

 それでも本人は「まだエベレスト(世界一)に登るために必要なものを身に着けている段階」という。最年少での生涯賞金10億円突破にも関心はない。そして、女子ツアーに比べて男子ツアーの人気が低いことに心を砕く。「男子も日本人が海外メジャーで優勝すれば」。会長任期が切れる2020年は、より海外に出やすくなる。選手会長としての最後の言葉は、石川個人に向けて言っているようでもあった。

 

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