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【ゴルフ】

石川遼、3戦ぶり予選通過 不調脱出「切れ戻ってきた」

2019年11月23日 紙面から

切れの戻ったドライバーショットを放つ石川遼=フェニックスCCで(大西洋和撮影)

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◇ダンロップ フェニックス<第2日>

 ▽22日、宮崎市、フェニックスCC(7027ヤード、パー71)▽雨、15度、北0・6メートル▽賞金総額2億円、優勝4000万円▽81選手▽観衆1973人

 前週まで2戦連続予選落ち中だった石川遼(28)=カシオ=が73と2つ落として通算5オーバーにしたものの、49位で決勝ラウンドに進んだ。賞金ランク1位の今平周吾(27)と、1打伸ばした池田勇太(33)が通算5アンダーで首位。松山英樹(27)=レクサス=は1番パー4で9をたたいたのが響き75だったが、通算1アンダーで首位と4打差の13位に踏みとどまった。

 久しぶりに石川が笑った。「苦しい2日間だったが、今日はドライバーが振れた。それがすごく大事。切れみたいなものが出てきた。やっとできた」。2週続けて予選落ちが決まった前週の2日目はぶぜんとした表情でコースを去り、53位だった前日も言葉少なだった。しかし「(振り上げた)クラブがどこに下りてくるか分からなかった」という状態からようやく脱し、目にも穏やかさが戻ってきた。

 3オーバーからスタートし、1、3番でボギー。6番でグリーン左バンカーからピンを5メートルオーバーさせて通算6オーバーにしたときは、カットラインの崖っぷちに立っていた。しかし、そこから踏ん張り、7番パー5は残り30ヤードを50センチにつけ初バーディー。8番もピン下3メートルをねじ込み、安全圏に戻した。

 例年は温暖なフェニックスだが、この日は珍しく朝から冷たい雨が降り続き、吐く息が白くなった。スコアを大きく落とした選手が続出する中、石川の73は不調の中でよく我慢したと言える。「雨は降ったが風がなかったので、自分としては今日の天気はやりやすかった。雨だけだったら、飛距離が落ちることだけを考えればいいから」

 前組の松山に男性ギャラリーの黒い傘が多かったのとは対照的に、石川の後ろには年配の女性を中心にした赤や水玉模様のカラフルな傘が集まり、その列は18ホールのプレーが終わるまで途切れることがなかった。長いトンネルの出口を見つけ、「明日から楽しみ」と語った石川の言葉が、そのファンたちへの一番のお土産だ。 (大西洋和)

 

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