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【ゴルフ】

「ぽっちゃり王子」覚えてますか? 古田幸希、7位発進

2019年9月27日 紙面から

第1日、1番でティーショットを放つ古田幸希。4アンダーで7位=東広野GCで

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◇パナソニックOP<第1日>

 ▽日本・アジア両ツアー共同主管▽26日、兵庫県三木市、東広野GC(7058ヤード、パー71)▽晴れ、26・9度、東北東0・9メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽132人(うちアマ4人)▽観衆2090人

 高校時代に「ぽっちゃり王子」として話題になった古田幸希(27)=三沢空港温泉=が1イーグル、3バーディー、1ボギーの67で回り、首位と2打差の4アンダー、7位でスタートした。アマチュア時代は将来を嘱望されたが、プロ入り後は鳴かず飛ばずでシード権を獲得したこともないが、今年は心機一転、故郷から出直した。6アンダーのトップは武藤俊憲(41)、今平周吾(26)ら3人。28歳になって初めての試合となった石川遼(カシオ)は1オーバーの73位と出遅れた。

 アンパンマンのような丸顔、ずんぐりむっくりの体格で高校時代に愛されキャラの「ぽっちゃり王子」として人気者になった古田。アマ時代に多くのタイトルを獲得し、東北福祉大では松山英樹の後を継いで主将を務めたものの、プロ入りしてからほとんど活躍を聞かれなくなっていたが…どっこい、彼は生きていた。この日4アンダーの67で回り、久しぶりに注目を浴びた。

 古田は今、故郷の青森県三沢市に戻り、実家が営むスーパー銭湯「三沢空港温泉」(現所属先)で風呂掃除や機械室での作業をしながらゴルフの腕を磨いている。1学年上の石川遼と競ったジュニア時代は将来を期待されたが、今季のレギュラーツアー出場はこれが3試合目、ここまで獲得賞金は48万円。だが、2月に日本ジュニア2連覇の実績がある同学年の亜衣さん(旧姓・宮沢)と結婚したから、頑張らないといけない。

 家業の営業時間は午前6時から。掃除は4時に始める。初日は誰もが嫌がる午前7時開始の第1組だったが「起きるのは簡単でした」。狭いコースでも「爆発的なスコアを出すために」とドライバーをがんがん振る積極策が奏功。12番パー5では、バンカーからの残り15ヤードを直接入れるイーグルも決めた。

 実家は祖父の代からパナソニックの前身・松下電器産業のブランド「ナショナル」の家電販売店を営み、現在は父・修一さん(67)が銭湯経営をしながら受け継いでいる。その縁で、古田はアマ時代からこの大会に主催者推薦で出場。昨年は初めて予選を通った(20位)。「これまではゴルフだけ、と思い詰めすぎた。他の仕事もやって、視野が広くなり、プレーを楽しめるようになりました」。ぽっちゃり王子にほんの少し、笑顔が戻ってきた。 (大西洋和)

<古田幸希(ふるた・こうき)> 1992(平成4)年6月22日生まれ、青森県三沢市出身の27歳。174センチ、78キロ。3歳からゴルフを始め、中学1年で地元のクラブチャンピオン、2年時は同県オープン優勝。3年時にチームジャパンジュニア入り。青森山田高1年時に東北アマ制覇。東北福祉大卒業後の2015年プロデビュー。

 

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