トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【ゴルフ】

<記者の目>遼、Vの原動力は“自分が引っぱるしかない”という強い覚悟

2019年8月26日 紙面から

 今大会は男子ツアーの選手・関係者にとって、ツアーの中のただの1試合ではなかった。前戦の日本プロから6週間空き「後半戦の開幕戦」との言われ方をしたが、スポンサーがつかない現状などから大会が開けなかっただけ。この間、人気の女子ツアーは毎週大会があり、さらに渋野日向子(RSK山陽放送)という新スターが生まれて、男女の注目度の差はさらに開いた。選手の中には「悔しい」とはっきり口にする選手もいた。

 男子も盛り上げるにはどうしたらいいか、誰よりも気をもんでいたのが選手会長の石川だ。昨年の就任後から、会場でサイン用のピンフラッグを販売するなどさまざまな取り組みを始めた。ファンの声に耳を傾け、今大会2日目もギャラリープラザでの公開インタビューに登場。「飲食スペースで、どの選手がどのホールにいるか分かるボードを置いてほしい」という声が出ると「可能かどうか、すぐに聞いてみます」と即答した。

 だが、盛り上げに欠かせないのは、やはりスターの存在だ。残念ながら今の男子ツアーに毎年新しい選手が出てくる女子のような状況はない。そして、かつてのAON(青木功、尾崎将司、中嶋常幸)のような、立っているだけでお客を呼べる絶対的な選手も一人しかいない。それが石川自身であることは、本人も感じているだろう。

 当面は自分がいいプレーをして引っ張るしかない−。口にはしないが、日ごろ石川を取材していて、その気持ちを強く感じる。次週は同じ北海道で女子の試合があり、渋野がやってくる。それを前にしての優勝の最大の勝因は、そんな石川の“自覚”だったように思う。 (大西洋和)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ