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【ゴルフ】

タイの19歳・新星ランクン、初V 「日本は一番タフなツアー」

2019年7月15日 紙面から

日本ツアー初優勝を果たし、喜ぶS・ランクン=桂GCで(神代雅夫撮影)

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◇ニッポンハムレディス<最終日>

 ▽14日、北海道苫小牧市・桂GC(6602ヤード、パー72)▽曇り、18・1度、南南西1・8メートル▽賞金総額1億円、優勝1800万円▽60選手(うちアマ1人)▽観衆3880人

 今季開幕から日本ツアーに参戦しているタイの新星、19歳のS・ランクンが1打差3位から5バーディーを奪って67と伸ばし通算15アンダーで初優勝を飾った。3打差の12アンダー2位に河本結(20)と稲見萌寧(19)=都築電気、11アンダー4位に岡山絵里(23)=ニトリ=ら3人が入った。イ・ボミ(30)=韓国=は9アンダー8位終了で、史上9人目の生涯獲得賞金8億円突破を果たした。

 前日はパットが思うように決まらず首位から陥落し、練習をせずホテルに戻ったというランクン。「夢に出てきちゃったんです、パッティングが。全部入る夢だったからよかった。優勝シーンまでは行かなかったけれど」という。

 長い距離ではないが、前半は1・5メートル、3メートル、30センチのバーディーチャンスを逃さず決めて、後半も10、12番で二つ伸ばした。中盤で首位を奪回、最後は2位に3打差をつける快勝だった。「お父さん(キャディーを務めるスラットさん=52)が、この大会で3位以内に入ったらカメラを買ってくれるって言ってたからそれを目標に、自分がいいプレーすることだけにフォーカスしてた」。

 タイは今や、米ツアーでも欧米、韓国に匹敵する強豪国。大企業が若手をサポートし、ゴルフ場で英才教育が施されている。ランクンもそんな環境で育った。英語もペラペラだ。12歳でゴルフを始め2015年、15歳でプロ転向。翌年にはタイ国内で優勝を飾り17、18年は中国ツアーの賞金女王に輝いた。

 これまでタイ、中国、台湾、香港、フィリピンで計15勝を果たしている。「でもこの優勝は今までの優勝とは違います。日本は私のキャリアの中で一番タフなツアー。賞金も一番ビッグ。大きな夢がかないました」と、涙の後にはめいっぱいの笑顔をふりまいた。

 今回の優勝で、20年東京五輪出場の可能性も出てくる。「来年の東京五輪は私の最も大きな夢の一つ」とも語った。次大会は「5週連続で試合したので休みます。タイから親戚が5人でやって来てみんなで東京観光。今週はツーリストになります!」。これからどんどんファンを増やしそうなタイ娘だ。 (月橋文美)

 

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