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【ゴルフ】

ウッドランドVに親友ローズとの友情あり

2019年6月19日 紙面から

メジャーで初優勝し、トロフィーを手にするゲーリー・ウッドランド=ペブルビーチ・リンクス(共同)

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◇武川玲子コラム「ゴルフ米ツアー見聞録」

 全米オープン(6月13〜16日・米カリフォルニア州ペブルビーチ)は、35才のゲーリー・ウッドランドがブルックス・ケプカ(ともに米国)の大会3連覇を阻み、メジャー初勝利を飾った。最終日、ウッドランドは最終組で親友のジャスティン・ローズ(英国)とラウンドしている。このペアリングもまた、今大会のハイライトのひとつとなった。

 2人の友情は2008年にさかのぼる。年齢はローズが3歳上だが、17才でプロ転向しすでにトッププロ。かたやウッドランドは下部ツアーからPGAツアーを目指す無名の選手だった。自宅のあるフロリダ州オーランドのコースでの出会いを、ウッドランドが懐かしそうに振り返った。

 「越してきたばかりの僕が練習場でボールを打っていると、ローズが現れた。彼の方から近寄ってきてくれて、僕が何をしているのかいろいろ聞いてくれた」。最初のアプローチは先輩のローズだったようだ。「PGAツアー最終予選を間近に控えていた僕にたくさんのアドバイスをくれた。長丁場の戦いだから、ともかく我慢をすることと言われた」。そのかいあって無事合格を果たしたが、ルーキーシーズンはけがもあって、18試合に参戦して予選通過は8試合だけ。再び予選会に戻った。

 ローズはそんなウッドランドにアドバイスを送り続けた。家が近い2人は一緒に旅をすることもある。そして11年後、メジャーの最終日を戦うことになった。ローズは途中で崩れたが、ウッドランドが17番で見事なチップショットを披露すると、うれしそうに笑みを見せて友をたたえた。厳しいトッププロの世界でも深い友情が垣間見え心温まる瞬間だった。 (全米ゴルフ記者協会会員)

 

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