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【ゴルフ】

堀川未来夢、5年目で初制覇 初日から首位譲らず全米へ弾み

2019年6月10日 紙面から

通算15アンダーでツアー初優勝を決め祝福される堀川未来夢(右)=宍戸ヒルズCCで

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◇日本ツアー選手権 森ビル杯<最終日>

 ▽9日、茨城県笠間市、宍戸ヒルズCC西C(7387ヤード、パー71)▽曇り、18・9度、東2・8メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽67選手▽観衆6918人

 ツアーデビューから5年目の堀川未来夢(みくむ、26)が、悲願のツアー初勝利を挙げた。2位に3打差をつけた首位からスタート。5バーディー、2ボギーの68で通算15アンダーとし、2位の今平周吾(26)に4打差をつけた。初日から首位を譲らない完全優勝で、海外メジャー大会に初挑戦する次週の全米オープンへはずみをつけた。約1カ月ぶりに実戦復帰した石川遼(27)=カシオ=は70で回り、通算1アンダーで20位だった。

 笑顔が似合う堀川の目元が少しだけ潤んだ。「(約1時間前にホールアウトした)片山(晋呉)さんが残ってくれたし、予選落ちした大槻(智春)さんや竹安(俊也)も、一度は家に帰ったはずなのに戻ってきてくれた。優勝より、そういうことの方がうれしかった」。日大の先輩や仲の良い選手、同学年選手からの祝福が涙腺を緩ませた。

 危なげなく初優勝を飾った。8番で約11メートルのバーディーパットを決めるなど、前半で二つスコアを伸ばした。警戒していた同学年の今平らがスコアを伸ばせず、後続に5打差をつけて折り返し。15番で今平がイーグルを決めた時点で3打差となったが、直後に2メートルのバーディーパットを沈めて足場を固めた。

 ツアー参戦5年目の初優勝は決して遅くない。ただ、昨季から今季にかけて同学年の出水田大二郎や年下の稲森佑貴、星野陸也、浅地洋佑らが相次いでツアー初優勝。「優勝したいという気持ちはあるが、空回りしないように一打一打を無駄なくプレーしたい」と焦る気持ちを抑えた。

 もちろん、努力は怠らなかった。このオフは自身のデータを徹底分析し、初日のパッティングが良くないことに着目。大会直前の練習ではロングパットを多く打つように心掛けた。下半身を安定させるため、「月に20日以上は焼き肉やステーキを食べた」と体重はプロ転向からの5年間で14キロも増加。オフのスイング改造との相乗効果で、ドライバーの飛距離が15ヤードほど伸びた。

 初優勝までの5年間は長かったのか、短かったのか。「努力することは苦に感じないので、長かったとは思わない」と言ったものの、ラウンド中には「今までダメだった時にお世話になった人の顔が浮かんできた」という。夢だったツアー優勝を達成。次週の全米オープンでは世界を相手に、次の夢に挑む。 (堤誠人)

 

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