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【ゴルフ】

渋野、初V!令和初メジャー 「私でよかったの!?」黄金世代6人目

2019年5月13日 紙面から

ツアー初優勝を飾り、(左から)河本結、大出瑞月と大里桃子(右)らの祝福に涙ぐむ渋野日向子

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◇サロンパス杯<最終日>

 ▽12日、茨城県つくばみらい市・茨城GC東C(6560ヤード、パー72)▽晴れ、17・4度、東北東3・8メートル▽賞金総額1億2000万円、優勝2400万円▽68選手(うちアマ1人)▽観衆9159人

 首位タイでスタートした渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が4バーディー、3ボギーの71で回り、通算12アンダー。ペ・ソンウ(韓国)との競り合いを制して、1打差でツアー初優勝を飾った。20歳178日の大会史上最年少V。勝みなみ、畑岡奈紗ら黄金世代6人目の優勝で、1988年ツアー制度施行後、メジャー大会での初V達成は日本人5人目。7アンダー3位に穴井詩(らら、31)=GOLF5、アマチュアの吉田優利(19)=日本ウェルネススポーツ大1年=は笠りつ子(31)=京セラ=と並び5アンダー4位だった。

 通称“シブコ”のトレードマークの笑顔が涙でぬれた。「最後の18番はバーディーで決めたかったのに、2メートルを外しちゃって…。一瞬苦笑いしましたけど、直後に込み上げてきて。うれし涙は高校2年の時、団体戦で全国制覇した日以来かな」。20歳のニューヒロイン誕生に、割れんばかりの拍手と歓声が降り注いだ。

 今季初メジャーの最終日を首位タイで迎えた。キャディーの柳田真歩さんに「手が震える」と訴えたほど、朝は大いに緊張していたという。

 「バリバリ寝たし、メチャメチャ食べたし、スタート前にもおなかがすいて、塩むすびを食べたし。いつも通りと思ったんですけどね。昨日までほどの笑顔は、できなかったかなと」

 1番ティーショットを左に曲げ、ボギー発進。2番パー3のバーディーで笑顔は戻ったが、ペ・ソンウと抜きつ抜かれつの一騎打ちは熾烈(しれつ)だった。

 勝敗を分けたのは16番パー4。グリーンから100ヤード地点のフェアウエー中央に大木がそびえる名物ホールだ。左下がりのフェアウエーから、ぺの第2打は右へすっぽ抜けて林へ。一方、渋野が残り172ヤードを4番ユーティリティーで放ったフェード気味の打球は、しっかりとグリーンを捉えた。渋野は2パットのパーで、ぺはダブルボギー。ともに12アンダーだったスコアが一気に2打差に開いた。渋野は「17番は難しいし、18番はイーグルもあるし、まだまだと思って、気を引き締めてました」と振り返ったが、実質的なウイニングショットだった。

 これまでは、無名に近い存在だった。令和初のメジャータイトル奪取に「まだ実感がないです。私でよかったんでしょうか?」と、優勝会見を締めて笑わせた。これで来季から3年シード、賞金ランクは2位となり、8月の全英女子オープン出場にも近づいた。 (月橋文美)

<渋野日向子(しぶの・ひなこ)> 1998(平成10)年11月15日、岡山市生まれの20歳。165センチ、62キロ。8歳でゴルフとソフトボールを始め、小6時にはソフトボール投げ58メートルで県2位、球速95キロを記録。中学入学時は野球部に入ったが、ゴルフ一本に絞り岡山県ジュニア3連覇。岡山・作陽高入学後は伸び悩み、2018年に2度目の受験でプロテストに合格。今季はQTランク40位の資格でここまで9試合に出場し、今大会の優勝で賞金ランクは22位から2位に浮上した。書道は準二段の腕前。

カップを手に笑顔を見せる渋野=茨城GCで(平野皓士朗撮影)

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