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【ゴルフ】

金谷、ローアマへ猛攻 6バーディー2ボギー

2019年4月15日 紙面から

第3ラウンド、15番でラインを読む金谷=オーガスタ・ナショナルGCで(共同)

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◇マスターズ<第3日>

 ▽男子メジャー第1戦▽13日、米ジョージア州オーガスタ、オーガスタナショナルGC(7475ヤード、パー72)▽曇り後晴れ、28度、南南東4メートル▽賞金総額1150万ドル、優勝207万ドル▽65選手(うちアマ4人)

 【オーガスタ(米ジョージア州)大西洋和】松山英樹(27)=レクサス=と金谷拓実(20)=東北福祉大3年=がそろって68をマークし、順位を上げた。松山は通算3アンダーで首位と10打差の25位。金谷は通算1アンダーで、アマのトップと1打差につけた。小平智(29)=アドミラル=は73と落とし、通算2オーバーで50位に下がった。昨年の全英オープンを制したランシスコ・モリナリ(イタリア)が通算13アンダーで首位を堅持。2打差の2位にタイガー・ウッズ(米国)らがつけた。

 金谷が、日本人では2011年の松山以来、2人目のローアマに大きく近づいた。6バーディー、2ボギーの猛攻でアマ選手の2番手。ただ、「ローアマの意識はもちろんあるが、もっと上位でプレーしたら結果が勝手についてくる」と視線はもっと先にある。

 前日はホールアウトした時点で予選を通ったかどうか分からず、結果は宿舎のテレビで知った。決勝ラウンド(R)行きが決まると、東北福祉大の阿部靖彦監督(56)から「第3Rは4アンダー(68)で回れ」と指令を受けたが、本人は66を出すつもりだったという。朝は大好きなウナギを食べて出陣した。

 第2Rはアドレナリンが出すぎてアイアンの感覚が研ぎ澄まされすぎ、いつもより飛距離が出てスコアを乱した。第3Rはその感覚を信じ、現在の飛距離でプランを組み立てたことがはまった。

 真骨頂は8番だ。下って上るパー5。フェアウエーが広いのでついドライバーを握りたくなるが、金谷のプランは「自分の飛距離では2オンは難しい。それなら、着実にバーディーを狙う」だった。ティーショットはクロスバンカーまで届かないよう、3番ウッドで確実に真ん中へ。2打目は好きな距離である85ヤードが残るように打ち、きっちりとピン右3メートルに3オン。素直なラインが残るのも計算のうちで、難なくバーディーとした。

 後半もアーメンコーナーの12番でグリーン左カラー、ピンまで5メートルの位置からパターで沈めた。ただ、13番は木の下からの2打目をミスしてグリーン手前のクリークに入れてしまい、3パットでボギー。これで流れを逃してしまった。

 とはいえ「練習のときには無理だと思っていた」という60台をあっさりと出し、顔は充実感でいっぱい。同組だった2015年全英オープン覇者のザック・ジョンソン(米国)を内容、結果とも上回った。リーダーボードにも、一時は第3Rだけの上位者として松山と名前が並び、照れくさそうにはにかんだ。日に日に知名度が上がり、プレー後は日本の報道陣以外からもインタビューを要請され、取材時間は40分もかかった。

 ローアマに輝けば、表彰式でスピーチを求められる。「全然考えていない。今夜も考えない。ゴルフに集中したいから」。それでも、開幕前の公式記者会見でサッカー元日本代表の本田圭佑の言葉をちゃっかり引用した金谷のこと。ローアマ獲得をイメージし、周囲をびっくりさせるような言葉を考えているかもしれない。

 

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