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【名古屋オーシャンズ】

“フットサル界のイニエスタ”西谷良介が今季8ゴール目…首位オーシャンズを牽引

2019年10月9日 13時18分

すべてのプレーを高水準でこなすオーシャンズの西谷良介(名古屋オーシャンズ提供)

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 名古屋オーシャンズは5日、茨城県神栖市のかみす防災アリーナで行われたFリーグ第20節のシュライカー大阪戦を3ー3で引き分けた。リーグ戦の連勝は7で止まったものの、翌6日は同アリーナでの第21節の立川・府中アスレティックFC戦に7−0で快勝。勝ち点を55に伸ばし、首位をキープした。2位のバサジィ大分とは勝ち点5差。

 この2連戦では西谷良介(33)の活躍が光った。大阪戦では1点を追う前半9分に同点ゴール。直後の10分に獲得したFKでは、西谷の落としに合わせたペピータ(31)のゴールで勝ち越した。16分には点差を広げる2ゴール目。チームは後半に2点を失い引き分けたが、全得点に絡む活躍だった。

 立川・府中戦でも1ゴール1アシストと躍動。今季の得点数をチーム5位タイ、日本選手では2位タイの8に伸ばし、早くも昨季の5得点を超えた。

 ただ、西谷のプレースタイルは点取り屋ではなく、全てを高水準でこなすオールラウンダータイプだ。大阪戦の2ゴールは、どちらもゴール前で足を伸ばして詰めたものだった。

 「GKも(ブラジル人選手の強烈なシュートを)止めるのに必死だと思います。反応するのにいっぱいいっぱいだというのを見て、これはチャンスだな、と」

 今までのゴールも派手なものは少なく、こぼれ球に詰めるなど“かゆい所に手が届く”ような得点が多い。ゴールへ向かう場面でも他選手の良さを生かし、引き出すパスを出すことや、アシストすることが彼の真骨頂だ。

 プレッシャーをかけられても慌てず、前線の選手へゴールに直結するパスを送る。ペピータは以前、「パッシャン(西谷の愛称)はアンドレス・イニエスタのような落ち着いた選手で、すごくきれいなプレーをする」と語っていた。

 まさにチームの潤滑油である西谷は、来年9月に開幕するW杯(リトアニア)の出場権が懸かるアジア選手権(2020年2月開幕、トルクメニスタン)の東地区予選(22〜26日、中国・オルドス)に出場する日本代表メンバーにも選ばれた。

 オーシャンズの次戦は、名古屋市港区の武田テバオーシャンアリーナで11月1日に開催されるFリーグ選抜戦。その翌日には同アリーナでバルドラール浦安との試合が控え、さらに翌週にも2連戦が待っている。

 だがそれも、オーシャンズ、そして日本代表にとって欠かせない存在である西谷の宿命。今季も残り12試合。過密日程を乗り越えチームをリーグ3連覇に、日本代表をアジア選手権に導くことができるか。決して派手ではないが、チームにとって必要不可欠な西谷のプレーに要注目だ。(スポーツライター・舞野隼大)

 

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