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【フィギュア】

木原が三浦とのペアに感じる可能性 小林フィギュア強化部長も「外国勢と比べても遜色ない」全日本選手権19日開幕

2019年12月12日 16時41分

NHK杯の記者会見でポーズをとる木原龍一(奥)。手前は三浦璃来

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 19日開幕のフィギュアスケートの全日本選手権(東京)のペアに、愛知県東海市出身の木原龍一(27)=木下グループ=が、三浦璃来(17)=木下グループ=とのペアで出場する。8月に結成してから初の国際大会となったグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯(札幌)では合計179・94点の5位と健闘。木原は2022年北京冬季五輪への大きな可能性を感じている。

 木原は三浦とのペアで5位となったNHK杯で世界選手権や四大陸選手権への出場に必要な技術要素点(TES)のミニマムスコアも27・00点のショートプログラム(SP)で34・76点、44・00点だったフリーも60・15点をマークしてクリア。大きな手応えを感じる。

 「自分たちもやればできると思いました。今はスケートが本当に楽しくて…。練習でしていることが自然に出てきているのかなと感じています」

 2013年にペアへ転向してからは、高橋成美と組んで2014年ソチ冬季五輪、須崎海羽と組んで2018年平昌冬季五輪に出場。全日本選手権も4度制するなど第一人者として活躍してきたが、ネガティブな思いもしばしば覚えたという。

 「自分はペアに向いていないんじゃないか…」 無理もない。冬季五輪での演技は2大会連続でSPと団体戦のみ。昨季は練習中に見舞われた脳振とうの影響で四大陸選手権と世界選手権を欠場して、4月には須崎とのペアを解消。壁を感じて引退すら考えたという。

 「シングルの愛知県代表で今季の国体に出て、競技をやめようかと思った時期もありました」

 しかし、今夏、市橋翔哉とのペアを解消した三浦と組んでみないかというオファーが届いた。急きょ、練習拠点のカナダに向かい、トライアウトをしてみた。年の差のせいか、最初はお互いに敬語だったが、驚くほど息の合った演技ができた。相性の良さを感じた木原は引退をすぐ撤回。ペアを組むことを決断した。

 今はカナダで技術を磨く。人一倍の勇気を持って練習に取り組む三浦を木原は「最後に素晴らしいパートナーに巡り会えた」と信頼する。相手を頭上に高く投げるツイストリフトなどは結成後間もないペアとは思えない安定感。日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長も「外国のペアと比べても遜色ない動きをする」と期待する。

 2022年北京冬季五輪の団体戦でのメダル獲得にはペアやアイスダンスの高得点が必要。もちろん、木原もそのことは理解しており、「国際大会でメダルが取れるようになりたい」。全日本選手権は1組のみの出場だが、納得いく演技を目指す。

 

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