フィギュアスケートの全日本ジュニア選手権最終日は17日、横浜市のコーセー新横浜スケートセンターで行われ、男子は16歳の鍵山優真(神奈川・星槎国際高横浜)が合計251・01点、女子は15歳の河辺愛菜(関大KFSC)が合計193・57点でともに初優勝し、冬季ユース五輪(来年1月・ローザンヌ)と世界ジュニア選手権(同3月・タリン)の代表に決まった。
試合で初成功したというトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳んだ河辺が、初優勝した。「優勝できるとは思っていなかった。いまも信じられない」。名古屋市生まれも現在は関西に拠点を移して紀平梨花と同門の15歳は、初々しく、恥ずかしそうに答えた。
今大会では、ジャンプも表現力も、質の高さを誇り、群を抜いていた。世界ジュニア選手権の切符を手にして「やっと戦えるレベルにちょっとなれたかな。でも、上の順位を目指すには、トリプルアクセルを2本入れていかないと世界では戦えない」と意気込んでいた。
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