トップ > 中日スポーツ > フィギュア > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【フィギュア】

紀平、SP首位から5位 エース失速響き、日本は連覇ならず2位

2019年4月14日 紙面から

演技を終え、手を合わせる紀平梨花=マリンメッセ福岡で(木戸佑撮影)

写真

◇世界国別対抗戦<第3日>

 ▽13日▽福岡市・マリンメッセ福岡▽女子フリーほか

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)でルール改正後の世界最高点を出して1位になった紀平梨花(16)=関大KFSC=はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)などジャンプのミスが響き、138・37点にとどまり5位に終わった。坂本花織(19)=シスメックス=は今季自己最高の146・70点をマークして3位。ペアのフリーは三浦璃来(17)=大阪ク、市橋翔哉(21)=関大=組が92・98点で6位。各種目の順位点合計で2連覇を狙った日本は104点で2位となり、米国が117点で2大会ぶり4度目の優勝を果たした。

 思いも寄らぬ失速に何度も手を合わせた。「ごめんなさい」。紀平の今季最後のフリーは思いも寄らぬ結果だった。精彩を欠いた演技の得点は138・37点。シニア1年目に出場した大会では2番目に低い数字だ。胸に浮かぶのは悔い。表彰式後は自らを責め続けた。

 「みんなが期待していたのはこんな演技ではなかった…。日本チームのみんなが『よかった』といえるような演技をすることができなかった。もっといい演技をしなければいけなかった。日本チームに申し訳ないです」

 シニア1年目にたまった疲労が勢いを奪っていた。世界最高得点を更新したSPから一夜明けた12日。紀平は異変を感じていた。体がガチガチに固まり、思うように動かすことができなかったのだ。必死のケアを続けたものの、この日も足に力が入らないままだった。

 不安の中での演技。冒頭から影響が出た。2回転トーループとの連続ジャンプの予定だった冒頭のトリプルアクセルで大きく転倒。2本目はダブルアクセル(2回転半ジャンプ)に構成を落とす安全策にしたが、4本目に試みた3回転ルッツ−3回転トーループの連続ジャンプで再び転倒。この内容には「何とか力を振り絞ったんですけどね…」と肩を落とした。

 シニア2年目の来季はプログラムに4回転ジャンプを組み込む予定。完璧に跳ぶためにはスケート靴や体調を万全に整えなければいけないことをこの日学んだ。「完璧な状態で試合に挑むことが私の課題。反省点を踏まえて、もっと強くならないといけない」。福岡で味わった“明と暗”を胸に、令和の世で進化する。 (川越亮太)

ジャンプする紀平

写真
 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ