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【フィギュア】

紀平がSPでルール改正後の世界最高83.97で首位発進

2019年4月12日 紙面から

女子SPで演技する紀平梨花=マリンメッセ福岡で(木戸佑撮影)

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◇国別対抗 女子SP

 ▽第1日▽11日▽福岡市・マリンメッセ福岡▽男女のショートプログラム(SP)ほか

 女子SPは紀平梨花(16)=関大KFSC=が、自身が持っていたルール改正後の世界最高得点を1・46点更新する83・97点で、1位となった。坂本花織(19)=シスメックス=は76・95点で3位。男子SPは平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(21)=トヨタ自動車、中京大=が92・78点で3位、田中刑事(24)=倉敷芸術科学大大学院=が89・05点で4位となった。第1日を終えて、連覇を狙う日本チームは、1位の米国に次ぐ2位。12日は男子のフリーなどがある。

 会心の演技を終えた紀平はリンクの上で小躍りした。苦手にしていたSPで83・97点。先に滑ったエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)の80・54点どころか、自身が昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルで記録したルール改正後の世界最高得点である82・51点を1・46点上回った。

 「点数には驚いています。80点を超えたらとは思っていたんですけど、高すぎてビックリしてます」。浜田美栄コーチから「よくやった!!」と毛筆で書かれた紙を見せられ「本当の笑顔を出すことができたので、とてもうれしかった」。SPで久々に挙げた高得点の味をかみしめていた。

 代名詞である冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は四大陸選手権や世界選手権で失敗したが、この日は成功。連続ジャンプの3回転フリップ−3回転トーループ、後半の3回転ルッツもきれいに着氷させ、出来栄え点で大きな加点を得た。さらに、前半のスピンのレベルがGPファイナルの2から最高評価の4にアップ。技術点を0・81点上げて、成長を証明した。

 しかし、演技前は心に不安があったという。4位だった世界選手権後はアイスショーの出演が続き、満足な練習を積めなかった。さらに、この日も演技直前の6分間練習でスケート靴に巻くテープが緩いことに気づき、出番を待つ間に強く巻き直したほど。でも、気持ちだけは折れなかった。

 大会前から「とにかくショート」と公言していたSP。苦手意識を早いうちにぬぐっておきたかった。必死な思いが不安を消し、「今日の(トリプル)アクセルはこれまでで一番いいアクセル。落ち着いてジャンプだけをイメージするのが大事と感じました」。紀平は13日のフリーだけではなく、来季への大きな収穫を得た。 (川越亮太)

 

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