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【フィギュア】

紀平、転倒4位 日本人選手は表彰台逃すも来年の出場枠3は確保

2019年3月23日 紙面から

フリーの演技を終え、笑顔を見せる紀平梨花=さいたまスーパーアリーナで(木戸佑撮影)

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◇世界選手権<第3日>女子フリー

 ▽(22日)▽さいたま市・さいたまスーパーアリーナ▽女子フリー、アイスダンス・ショートダンス(SD)▽観衆1万7865人

 女子フリーは紀平梨花(16)=関大KFSC=が152・59点、合計223・49点で日本勢最高の4位に入った。ショートプログラム(SP)2位の坂本花織(18)=シスメックス=は5位、宮原知子(20)は6位。日本勢は2年ぶりに表彰台を逃したが、来年の出場枠で最大の3枠を確保した。2018年平昌五輪金メダルでSP首位だったアリーナ・ザギトワ(ロシア)が合計237・50点で優勝。23日は男子フリーなどが行われる。

 あと一歩、表彰台に手が届かなかった。紀平は冒頭の連続ジャンプのトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)−3回転トーループは決めたが、続くトリプルアクセルで転倒。その後は大きなミスをすることなく、フリーは全体で2位の152・59点を挙げたものの、世界選手権初挑戦は4位という結果に終わった。

 「全体を通していい演技をすることはできた」。代名詞といえるジャンプを2本決められなかったことへの無念さはあるが、自ら選んだジャンプでのミスだけに「悔いはない」と言い切る。今大会の自己採点を求められると「70%ぐらいは頑張れたかなと思いました」と答えた。

 シニアでの経験不足が最後まで響いた。今大会の紀平は靴の調整や会場でのウオーミングアップの方法や時間など、試合以外の部分で苦しんだ。シニア転向1年目の16歳。経験値が豊富なわけではないため、苦境への対処法をなかなか見つけられない。その証拠に、紀平はこう明かす。

 「今回の大会は大変な毎日でした」。時間に追われて自分のペースを保つことができず、ジャンプにできた微妙なズレを修正することができなかった。その結果がSPとフリーのトリプルアクセルのミス。浜田美栄コーチ(59)は「世界選手権は甘くないなと思いました」と語る。

 当然、紀平の胸には来季の雪辱にかける思いが生まれている。「今季はいいシーズンだったけど、ここで満足しないで、どの試合でもやり切ったと思えるようにしたい」。2022年の北京冬季五輪に向け、さいたまで積んだ大きな経験を胸に、さらなる鍛錬を続けていく。

  (川越亮太)

 

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